「チャーシューメン」 900円
価格の満足度:★★★☆☆
麺の満足度 :★★★☆☆
スープ満足度:★★★★★
具の満足度 :★★★★★
総合 :★★★★★
熊本の路面電車2系統の分岐点が辛島町。そこから上熊本へ向かうB線の停留所一つだけ西が『西辛島町』電停。その電停の健軍方面行きホーム前にあるお店ですが、商店街は辛島町の交差点までで途切れてしまい、交通センター地下のセンタープラザと県民百貨店はあるものの、その他は駐車場や事務所ばかりのこの界隈。歩く人は少なく、しかもお店が2階に凹んだ場所にあって看板も控えめなので、地元の方でも案外存在を見過ごしてしまいそう。このあたりは散々歩き回っている私も、最近初めて存在を知って訪れたのですが、今回も歩いて場所を探しながら、うっかりお店の前を通り過ぎてしまうところでした。
事前のリサーチで、ここの『チャーシュメン』は凄いとの情報を見つけて興味津々、普通のラーメンからチャーシュー麺にターゲットを変更しての訪問でしたが、チャーシュー丼はよくあるとしても、盛り合わせとして提供するのはかなり自信作のチャーシューなのでしょう。ただ、ラーメン500円に対してチャーシュー麺は一気に400円upの900円。価格設定に尻込みしそうなためらいを何とか振り払って初志貫徹、『チャーシューメン』を注文しました。
待つこと数分。「お待たせしました~」と満面笑顔の娘さんが運んできた『チャーシューメン』は、うわっ、丼全周からぶ厚いチャーシューがはみ出して、さながら大輪のチャーシューの花。大輪のチャーシュー花の中央部は半切りの味付卵が2つと刻みキクラゲと刻みネギに覆われ、白い豚骨スープということあって、麺が全く見えません!圧倒的なチャーシューのボリウムです。
まずはスープを一口。コクと深みだけでなくコラーゲン的ネットリ感もありつつ、実に丸みがあって滑らかでミルキーなスープ。ネットリ感は後を引くもののいやな感じが全くなく、このスープには敬意を表して満点の★5つ。続いてチャーシューの下から麺を発掘。ストレート系の中太麺で、茹で加減は少し柔らかめかな?熊本ラーメンとしては標準的なところ。
惜しむらくは、食べ進めてゆくと麺の量に物足りなさを感じること。チャーシューと麺を一緒に口に運び続けても、麺を食べ終わった時点でなお2枚のチャーシューが、ありがたくも原型をとどめてスープの底に潜んでいました。メニューには『大盛ラーメン』があるので、『チャーシューメン』も大盛りで注文すれば対応していただけるのでしょうが、ラーメンが大盛りで150円upですから、900円のチャーシューメンの大盛りだと推定1050円で、完全に腰が引けてしまいそう。
欲張った注文だと思いつつも、チャーシューの量に負けない麺の量が欲しいところです。それらを含めて麺は★3つの標準、お値段の満足度も、900円ならお得というよりも『お値段相応で妥当』の★3つ。総合は★4つが本来かもしれませんが、女将さんと娘さん(?)の笑顔とチャーシューとスープの完成度もあって、総合★5つの大満足でした。
所在地住所:熊本市中央区辛島町71-2F
電話 番号:096-351-9637
営業 時間:11:00~14:00,18:00~22:00
店 休 日:日曜、祝日(不定期)
サ イ ト:なし
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