2013年10月29日火曜日

熊本市中央区・黒龍紅(新市街店)・チャーシュー麺

黒龍紅(新市街店)・チャーシュー麺 = 黒龍紅(新市街店) =

 チャーシュー麺 800円

 価格の満足度:★★★☆☆
 麺の満足度 :★★★★☆
 スープ満足度:★★★★★
 具の満足度 :★★★★★
 総合    :★★★★★

 お店の名前がいかにも中華風なので、熊本ラーメンとは思いもよらなかった『黒龍紅』。お店は熊本駅近くにある有名店『黒亭』の至近距離にある店舗しか知らなかったのですが、しばらく前に新市街にもオープンしたのを確認していました。そしてある日店の前を歩くと、熊本ラーメンのお店ではないですか!これはなんとしてでも足を運ばねば・・・というわけで訪店することに。確認してみると、2012年3月撮影のストリートビューにはちゃん写っていました。気づくのがずいぶん遅かったわけです。この界隈は、最近ほとんど足を踏み入れてないからなぁ・・。

黒龍紅(新市街店)・外観 夜賑わう街の一角にあるお店の店先には、写真入りのメニューやいろいろな看板類が賑やかに並らび、お店の意気込みを感じさせてくれます。近くの電車通り(と地元では呼ぶ)には銀行などオフィスビルも並らんでいるので、昼間はまだ眠る夜の街にありながらもランチタイム営業も頑張っています。平日12時過ぎのお昼時に訪問したこの日は、カウンター6席と座卓2台に先客の姿はありませんでしたが。

黒龍紅(新市街店)・店内座卓席 お店に入ると、店員さんの元気な声が出迎えてくれました。色とりどりの張り紙やメニューが貼られた壁際には焼酎の瓶が並らび、さすがは夜の街のラーメン店。夜は居酒屋モードになるようです。メニューはもちろんラーメン中心ですが、それぞれのメニューに辛味を加えると『龍ラーメン』シリーズになるそうで、例えば『チャーシュー麺』の辛めが好みなら、『龍チャーシュー麺』と注文すればよいのだとか。変わったところでは『とまとラーメン』という一品もあります。そういえば最近、トマトをあしらったラーメンをメニューに加えるラーメン店が増えている気がします。

黒龍紅(新市街店)・お店のこだわり 注文は『チャーシュー麺』にして待つこと数分、カウンター上に置かれた『黒龍紅のこだわり』と題されたシートに目を通すと、水や塩、食材に調味料へのお店のこだわりが書かれていました。人間は先入観の塊みたいなイキモノですから(^^;、こういうシートを読むだけでその後の味わいが増すというもの。「な~に、テキトーなこと書いて・・」みたいにひねくれて斜め読みする見方もありましょうが、それはそれとして読んだ方の感じ方次第・・・ということで。

黒龍紅(新市街店)・メニュー さて、登場した『チャーシュー麺』。第一印象は『チャーシュー麺にしては、チャーシューが少ないんでないの?』ですが、例によってスープ一口から始めると、とてもバランスがよく、塩辛すぎず薄すぎず、こってりもあっさりも行き過ぎない、まさに中庸の美。粘りつく甘さのような後を引く感じもなく、サラリと切れていい感じです。久しぶりに熊本トンコツの好みのタイプに遭遇したうれしさに、スープは満点★5つ。麺は熊本の標準的なストレート系丸麺ですが、特にオーダーしなくともやや固めに仕上げられ、もうちょっとだけ粘りが欲しい感じはあるもののコシがしっかりした好みの食感は★4つ。スープとの相性もいいです。

黒龍紅(新市街店)・店内カウンター席 トッピングはチャーシューがやや厚めの3片と、半熟味付け卵が1/2、刻みネギ、刻みキクラゲに、1/8サイズの焼き海苔一枚。主役のチャーシューはトロトロ感が出るまでしっかり調理され、香ばしさもあるとても完成度が高いもの。『大将軍』のチャーシューに近い水準かもしれません。惜しむらくは、チャーシューの量。『チャーシュー麺』を名乗る以上、あと2切れは載せてほしいな~というのが正直なところでした。というわけで、トッピングの質には大満足の★5つですが、価格満足度では“もっとチャーシュー食べたいよ~”の★3つ。

 いずれにしても、私個人時には好みのツボにハマッた感じの味わいは、総合★5つの満点です。『黒龍紅のこだわり』を読んで期待値が高まったところに、期待どおりの品がきたという先入観効果抜きでも、とてもおいしいと思います。

所在地住所:熊本市中央区新市街5-3
電話 番号:096-356-1450
営業 時間:11:00~15:00、17:00~翌 4:00(金・土は~翌 6:00)
店 休 日:無休
サ イ ト:http://kokuryukou.com/