2013/1/10訪店
「ラーメン」 600円
価格の満足度:★★★★☆
麺の満足度 :☆☆☆☆☆
スープ満足度:★★★★☆
具の満足度 :★★★★★
総合 :★★★★★
「焼き豚ラーメン」 900円
価格の満足度:★★★☆☆
麺の満足度 :★★★★☆
スープ満足度:★★★★★
具の満足度 :★★★★★
総合 :★★★★★
先日訪問した行列店『呑龍』の裏手を流れる川沿いの気持ちのいい散歩道を産業道路から南下して、熊本大学医学部の南側まで足を伸ばすと、交差点近くに一軒のラーメン店を発見。居酒屋のような民芸風看板には『大将軍』と大書されています。交差点をそちらに渡ってお店に行ってみると幅の狭い扉が2つ並らび、左扉が大きな看板のすぐ右隣だったので、一瞬そちらが入り口かと思えば、暖簾は右扉にかかっていました。暖簾には「ちゃんぽん」「ラーメン」の文字が染め抜かれています。
それから、手渡される直前かの女性店員さん出来上がったラーメンを置き、私の正面、視線の先にちょうど見えるコショウの缶を取り上げた!思わず絶叫、「あ、コショウかけないで!すいませんっ!」 これをされては、豚骨スープの芳香も麺の香りも瞬時に台無し!店員さん、ビクッとしたようにこちらを振り向き手を止めてくれたので、どうにか事なきをえました。危ない危ない・・。
出来上がった『ラーメン』には大きく厚い焼豚が2枚。当地では珍しく(沖縄では普通だけれど)豚肉の皮がついたまま調理されているようで、久しぶりの三枚肉風の焼豚は涙が出るほどうれしいものでした。スープは白い濁りが強くポタージュと呼んでもいいほどで、マー油があしらわれています。まずスープから・・・
『!』 まろやかでコクがあって雑味がなく、見た目の濁りとは対極的な澄んだ味。後に残る感じもごく僅かでスッキリとしています。惜しいことには塩味がいくぶん強めで、少し塩分控えめの方がスープの味はより生きると思うのですが。その一点を除けば何と完成度の高いスープでしょう。塩分で★1つ減の★4つですが、気持ちは4.5という感じです。
トッピングは、至上の焼豚2枚のほかに焼き海苔1枚と刻みキクラゲ、刻みネギ、ゆで卵片。お値段からは標準的なところでしょうが、焼豚の味わいが麺のゆで方の大きな欠点を補って余りありすぎるくらい、お店の雰囲気やオーナーの几帳面さには敬意を表して、麺★0でありながら総合★5つの満点としました。食べ終えた後、麺とスープ・焼豚のあまりのギャップに釈然としない気持ちを持ちつつ、また食べたいと思わせてくれるのは、やっぱりおいしいからに他なりません。これで麺にコシがあれば、熊本ラーメン最高峰たりうる可能性を十分秘めていると思います。
ああ、それにしても疑問、疑問、疑問は麺。麺は柔らかいものがいいというポリシーならお店のスタイルで仕方ありませんが、硬麺も選べるようになっている方がうれしいです。次回もし足を運んだら、失礼な客と思われようが開口一番「バリ堅麺、コショウなし、塩控えめ!」と叫んで、チャーシュー麺を味わってみるとしましょうか。
2013/01/25 追記
あのチャーシューをもう一度味わいたくて、『焼き豚ラーメン』を食べに行きました。もちろん硬麺でオーダーです。チャーシューは5枚入って、もう大満足です。皮付きのチャーシューについてお聞きしたところ、やはり業者にお願いして皮付きの豚肉にしてもらっているそうです。
スープは実にまろやかで上品。前回よりさらに味わい深く感じたのは空腹だったせいでしょうか。お値段の900円はチャーシュー麺としては高めの部類かもしれませんが、絶品の厚切りチャーシューを5枚食べられる幸せを思えば、そんなに気にはなりませんでした。麺の茹で加減も今回はいい感じで、素晴らしい一品。総合は文句なしの満点★5つでした。
所在地住所:熊本市中央区南熊本1丁目3-6 塚本ビル1F
電話 番号:096-364-6773
営業 時間:11:00~16:00、17:30~20:00
店 休 日:日曜、祝日
サ イ ト:なし
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