2009年6月18日木曜日

熊本市南区・天心・本丸ラーメン

天心・本丸ラーメン= 天心 =

 本丸ラーメン 550円

 価格の満足度:★★★★☆
 麺の満足度 :★★★☆☆
 スープ満足度:★★☆☆☆
 具の満足度 :★★★☆☆
 総合    :★★★☆☆

天心・外観 熊本市といっても、去年10月までは富合町だった地域の国道3号線沿いにあるお店で、目の前では新幹線の車両基地工事が進んでいました。道路沿いには別のお店があり、その奥にあるので少しわかりにくいのですが、看板はしっかり道路脇に出ています。

 入口には『5月2日 リニューアルオープン』と書かれた看板が立てられ、店内はさすがにまだ新しい木の香りが漂ってきそうな感じです。座席数はカウンター7席に座卓とテーブルが配されて、キャパは十分。
天心・店内テーブル席
 メニューを見ると、お店の名を冠した看板商品の『天心ラーメン』には“久留米流”と添書きされ、注文した『本丸ラーメン』には“熊本流”とあります。替え玉がメニューに載っていることからしても、久留米ラーメン系統のお店なのでしょう。しかし熊本流があるからには、注文は熊本流の『本丸ラーメン』!

天心・卓上のメニュー まずはスープを一口。トンコツがベースではありますが、近年流行?の『こってり感』を意識してか、コラーゲン的なヌルヌル・トロリ感が強いもの。こういう感じのスープは若い世代には好評なのだと思いますが、オジサンとしては、ちょいと“くどい”気がしてなりません。

 それと、この“とろみ”にはどこか人工的なものを感じました。豚の頭をじっくり煮込むと、確かにこういう粘っこい感じのダシなんだけどなぁ…と思いつつ、どこか葛湯的な何か?を思わせる粘り気。塩分も多少きつめで、これも若い人向きかも。

天心・店内カウンター席 麺は中細ストレート系の丸麺で、硬めの替え玉で食べる限りは、うまくまとまっているようです。替え玉前の最初の1杯は、私にはちょいとばかり柔らかめでしたが。

 トッピングは多少厚みがあるチャーシュー1枚に、刻み青ネギ、刻みキクラゲ、それから焼き海苔1枚に、刻みニンニク焦がしが中央に鎮座して、このお値段としてはまずまずでしょう。茹で卵が見えないのは、チョイ寂しいかも…。

 お値段自体はお手頃感があり、コストパフォーマンスが良くてうれしいです(^^)。熊本流としてのスープには今後の課題があるものの、全体としては平均的な★3つてした。

所在地住所:熊本市南区富合町古閑956-4
電話 番号:096-358-7220
営業 時間:11:30~14:30、17:00~21:30
店 休 日:月曜(月曜が祝日の場合は、翌日の火曜日休み)
サ イ ト:なし

2009年6月4日木曜日

【閉店】熊本市北区・ラーメン熊本応援隊 麻生田店・完熟とんこつ

ラーメン熊本応援隊 麻生田店・完熟とんこつ= ラーメン熊本応援隊・麻生田店 =

 完熟とんこつ 680円

 価格の満足度:★★★★☆
 麺の満足度 :★★★☆☆
 スープ満足度:★★☆☆☆
 具の満足度 :★★★★☆
 総合    :★★★☆☆

 先日レポートした『武蔵』帰り、道沿いにあったのに気づいて、次回訪問しようとチェックしていたところに、『グランプリ餃子』と名付けられた餃子の半額券を入手した以上は、足を運ぶのがお作法というもの(^^;。たまたま休日になったきょうの午後、訪問しました。

ラーメン熊本応援隊 麻生田店・外観 入手した餃子半額券に書かれているところによれば、何かの人気投票で惜しくも優勝できなかったというラーメンと、グランプリに輝いた餃子という取り合わせですから、期待値はかなり高くなります。

 お店に入ると、お昼時の混雑する時間帯を過ぎていたせいか、窓側と厨房側に並ぶカウンター席は空いており、中央のテーブル席にお客さんが数名。店内の写真撮影の許可をもらうと、プログですか?とアドレスを尋ねられたのですが、まだ登録件数が少ないゆえに…とお断りしたうえで、『沖縄そば探訪ローラー作戦!』のアドレスのメモを残してきました。実はこっちの熊本ラーメン・ブログのアドレスは、自分でも記憶が定かでなかったり…(^^;(^^;

麺と餃子のメニュー・ラーメン熊本応援隊 麻生田店 メニューはいろいろですが、お店の外壁に写真が掲げられて文字どおり看板商品になっている『完熟とんこつ』を注文しました。メニューを見る限りトッピングがバラエティに富んでいて、サラダ菜の彩りが食欲をそそります。食材や料理の色って、『食』にとってはとても大切な要素だと感じるのですが、このサラダ菜一枚だけで『完熟とんこつ』のインパクトが強まり、商品価値が高まっているのでは。工夫の跡が感じられました。

 それから期間限定(だったはず)の無料サービスとして、トッピング『もやし』か海苔を増量するか、デザート付きになる、とのことだったので、もやしを増やしてもらいました。

 さてさて、どんなラーメンが登場するのかと待っていると、空いていたせいか案外早く運ばれてきました。大きめの丼なので錯覚で量が少なめに見えてしまいがちですが、標準的なところでしょうか。トッピングは半熟卵半分にかなり薄めのチャーシュー2枚。それから刻みキクラゲに刻みネギ、スイートコーンに焼き海苔、おまけにサラダ菜1枚。チャーシューのボリウム不足は否めませんが、種類の多さでうまくカバーしています。

 麺は、多少縮れの気配がある中細の丸麺で、黄色が強いのは卵つなぎなのでしょうか?卵つなぎならもう少しコシが欲しいところ、柔らかめでコシの粘りも足りません。固ゆでにしてもらうとよかったのかもしれませんが、標準的な茹で時間では、私の好みとしては柔らか過ぎます。

ラーメン熊本応援隊 麻生田店・店内 課題はスープでしょうか、甘味が強過ぎると最初の一口で感じました。砂糖やミリン的な甘さというよりも、タマネギや野菜的な甘さで、くどい感じは少ないのですが、この甘さと強めの塩気はかなりの厚化粧で、あっさり系が好きな方には腰が引けてしまうかもしれません。トンコツ・ダシはコラーゲンたっぷりのコテコテ・ギトギト感もあって、二口ほどすすっただけで『スープだけなら、もういい~』という感じがしました。後に残る感じもかなりあります。

 麺との相性は悪くはなく、それなりに食べられるのですが、甘さと塩気の濃さは、若い世代をターゲットにした設計のような気がします。後発のお店ですから老舗他店の味や傾向も十分にリサーチしているはずで、こういうタイプが好きという人もかなりいるのでしょう。

ラーメン熊本応援隊 麻生田店・道路側からの外観 ラーメンの食べ歩きをしているとオーナーに話したところ、どこがおいしかったですかと、食べている途中で尋ねに来られたくらいですから、研究熱心なようです。★5つつけたお店を記憶を頼りにお話ししておいたのですが、気がついたら、健軍の『めん吉』は記憶違いで、新市街にあるお店の名前を喋ってしまっていました。オーナーさま、もしお読みくださっていたら、訂正いたします(^^;

 というわけで、トッピングの豪華さは満点といきたいところ、チャーシューのボリウム不足で★1つ減、お値段もなかなか健闘していますが、麺の柔らかいのとスープのきいつ味は、ちょっと厳しめの評価です。なお、いっしょに食したギョウザはなかなかの出来栄えですが、いかんせん調味料の味がやはり気になります。

 食べ終えて2時間、猛烈に喉がかわいてきましたが、これも塩分とコテコテ感の仕業なのでしょう。総合は★3つということで。

所在地住所:【閉店しています】熊本市北区麻生田4丁目2-60
電話 番号:096-338-4000
営業 時間:11:00~23:00
店 休 日:無休
サ イ ト:なし

2009年5月19日火曜日

熊本市東区・健軍いずもラーメン・ラーメン

健軍いずもラーメン・ラーメン= 健軍いずもラーメン =

 「ラーメン」 550円

 価格の満足度:★★★☆☆
 麺の満足度 :☆☆☆☆☆
 スープ満足度:★★☆☆☆
 具の満足度 :★★★☆☆
 総合    :☆☆☆☆☆

 熊本市の副都心?地区ともいえる健軍のアーケード街にあるお店で、健軍界隈では珍しく昼も営業しているラーメン店です。去年『竹とんぼ』を訪問した時に見つけていたのですが、その後なかなか足を運べずにいたのですが、ようやく訪問を果たしました。

健軍いずもラーメン・外観 アーケード街が『シャッター通り』と化しそうな雰囲気ギリギリところで、どうにか踏みとどまっているのは、地元の皆さんの頑張りだとは思うものの、平日の昼間は通りを歩く人が非常に少なく飲食店は大変のようで、近くに自衛隊の大きな駐屯地があったりするので、夜の来訪を当て込む他はないのかもしれません。

健軍いずもラーメン・地元タウン紙の紹介記事 間口の狭めなお店はカウンターのみ。なぜ『いずも』なのかはわかりませんが、壁に貼られた変色ぎみの地元情報紙『デリすぱ』の切り抜き記事によれば、お店のルーツは福岡県境の荒尾市のようですから、久留米ラーメンの流れを受けているのかもしれません。

健軍いずもラーメン・カウンターの状態 少々雑然とした店内のカウンターに先客が3人いたので、空いている場所を探すと、前の客の丼と使ったティッシュがそのまま放置されていて、これでは第一印象がよろしくないです(^^;。しょうがないので丼とティッシュをカウンターに乗せましたが、新型インフルエンザ流行の折、誰が使ったかわからないティッシュを素手で持つ勇気はありませんから、出された紙おしぼりを使って除去し、カウンター上にあった台ふきんで自分でカウンターを拭くはめに。

 しかし「すいませんね」の一言もなし。

健軍いずもラーメン・カウンター上のメニュー さてラーメン。まずお作法どおりスープを一口。ううむ…最初からコショウが振られています。これではせっかくのスープが台無し。ラーメンとコショウを切っても切り離せない関係で考えるのは自由なんですが、相手は香辛料。嗜好で使うものをお仕着せてはいけません。

 続いて麺はストレート系の細麺で、熊本麺的な白さよりは少し黄色がかっていますが、これはいかん!私の感覚ではトロトロ状態といってもいい柔らかさ。はっきり言って『茹で過ぎ』です。コショウ的な香辛料の匂いと相まって、あたかもカップ麺を食べているような感覚に襲われました。

 僅かな救いは、このお値段でチャーシュー2片、という事実だけ。茹で卵も半分にしたものが一個分載っているかのような画像になっていますが、そうじゃなくて、ゆで卵薄切りが2片なのでした。

 『3代目が変わらぬ味を受け継ぐ』(この切り抜きはいつのもの??)という謳い文句とは裏腹に、提供する料理への思いが感じられないというか、おいしくしようという意志の感じられない雑な料理を出された雰囲気でした。

所在地住所:熊本市東区若葉1丁目14-5
電話 番号:096-368-4024
営業 時間:11:00~20:00
店 休 日:水曜
サ イ ト:なし

2009年5月16日土曜日

熊本市北区・武蔵・魚介ラーメン

武蔵・魚介ラーメン= 武蔵 =

 魚介ラーメン 700円

 価格の満足度:★★★★☆
 麺の満足度 :★★★★★
 スープ満足度:★★★★☆
 具の満足度 :★★★★★
 総合    :★★★★★

 テナント料が高い市街地の中心は、新規に出店するにはハードルが高いのですが、郊外になると家賃が安いせいか店の入れ代わりが激しいようで、たまたま週末にラーメン店を探しに出かけたところ、新規開店を見つけたので入ってみました。しかも熊本ラーメン定番のトンコツではなく『魚介ラーメン』というのが興味をそそられます。

武蔵・外観
 魚介ラーメンといえば『にぼらや』以来で、トンコツにすっかり慣れた舌はちょっぴり不安と期待を感じながら、大きな木戸を開けて店内へ入ってみると新しいお店らしい雰囲気が漂います。そういえば、看板からも新しい香りが。


 カウンター席に座ると目の前にはメニューが張り付けられていましたが、看板の『魚介ラーメン』だけではなく、トンコツのラーメンもちゃんとあるのは、心憎いばかり。きっと「なんでトンコツのなかかっ!」というお客さんもいらっしゃるのでしょう。

武蔵・メニュー もちろん注文はメインの魚介ラーメンです。熊本ラーメンの食べ歩きゆえに、トンコツにも心を動かされましたが、それはまち次の機会ということにしましょう。

 さてさてまずダシは、食後に確認したところでは煮干しがベースとのことで、さかずに深みとコクのある味わいですし、真凝るものがほとんどありません。思わずスープを飲み干したい衝動にかられました。となかく醤油ベースの味はバランスがとれています。

 麺は縮れがしっかり入って透明感のある卵つなぎを思わせるコシが強いもので、これはいいです。『天和』の自家製麺と少し似通った感じがありますが、プリプリッとしたコシの強さにはそれだけで満足しそうです。

武蔵・店内 トッピングにはかなり工夫の跡が見られ、醤油ベースのラーメンには欠かせないメンマとチャーシュー3片に加えて、半熟茹で卵が半分に水菜です。ところが食べるうち、黄色い何ものかがスープに浮かんでいるのに気づきました。パプリカ(カラーピーマン)かと思いつつ(まさか(^^;)、それだけ箸ではさみ口に運ぶと、え?これって柚の皮?

武蔵・駐車場から見た外観 それがまた、水菜とともに意表をつくコンビネーションが実によく合うのです。さらに「トッピングにカツオ節を使われますか。」と尋ねられ、「スープの味を確認してから入れますから。」とプラ容器入りのカツオ節を食べている途中に入れてみると、ああ~、こりゃ『沖縄そば』のカツオベースの香りじゃないですか~…無性に那覇の『花そば』や『いれい家』の沖縄そばが食べたくなってしまいました。

 それにしても新しいラーメン屋さん、尋ねてみると2009年3月にお店をだしたばかりだそうですが、麺は好み・スープ大健闘で★5つです。

所在地住所:熊本市北区武蔵ケ丘2-1-35 中村沖畑ビル1F
電話 番号:不明
営業 時間:日曜・火曜~木曜 11:30~15:00、16:30~24:00
     :金曜・土曜    11:30~15:00、16:30~翌日 1:00か 2:00頃
店 休 日:月曜
サ イ ト:なし

2009年4月11日土曜日

熊本市東区・めん吉・焼豚ラーメン

めん吉・焼豚ラーメン= めん吉 =

 焼豚ラーメン 830円

 価格の満足度:★★★★☆
 麺の満足度 :★★★★★
 スープ満足度:★★★★★
 具の満足度 :★★★★★
 総合    :★★★★★

 自衛隊通りを健軍から北上してゆくと、左側に個人商店が並ぶエリアがありますが、その一角にある目立たないお店です。というのも、この地域の道路には片側2車線の両側に歩道と自転車道があり、しかも歩道+自転車道の外に古木の多い桜並木が連なり、さらにその外側に並行する車道か歩道かわからないスペースがあるのです。

 で、中央の車道を走っている限り、このお店はそう簡単に目に止まらないはず。歩いてみて、初めて見つけたお店です。以前お昼時に訪問した日は定休日で営業していなかったようなので、しばらくぶりの出直し訪問になりました。

めん吉・店内 ご夫婦だけで切り回しているお店らしく、壁にはTV取材でもあったのか、どなたかの色紙と記念撮影した写真が飾られていますが、TVや芸能関係には全く興味がないので誰なのかさっぱりわかりません(^^;地元TV界では著名な方なのでしょうか??

めん吉・カウンター上壁のメニュー札 壁メニューを眺めると、お値段はやや高めながら『ボリュームたっぷり』を謳った品が2種類あり、どちらもチャーシュー系。さすがに1000円を超える『ネギ・チャーシューメン』ではランチタイム価格として財布が耐えられないので、それでも清水の舞台から飛び降りる覚悟で830円の『焼豚ラーメン』を注文します。

 麺の茹で方はラーメン屋のお約束のようになっているとおり。茹で湯大鍋の木製蓋上にほぐしながら一旦置き、蓋を持って傾けながらサッと滑らせるように蓋の上から煮え湯へ落とすのですが、この方法がなぜ全国津々浦々に広まっているのでしょう??私にとってはちょっとした謎?です。

めん吉・外観 さてさて出てきた…『わぁぁっ!!!!』ものすごいチャーシューの量です!!それぞれが厚さ1ミリを超すボリュームを持ちながら、そやつが丼の縁から半分ハミ出した状態で縁が見えないほどビッシリ全周囲をとり囲む枚数たるや、大小合わせて7枚。おまけに丼の中の麺を隠すかのように、ダメ押しのさらに1枚。

 すっげ~!!と思わず声を出してしまいました。チャーシューの味付けはやや醤油系の濃い目ですが、あっさりながらコクのあるトンコツのスープにはよく合います。麺は熊本ラーメン定番の白いストレート系中太麺。それがコシを残して硬めに茹で上がっているから、いうことありません(^^)。夢中で食べました。

 お値段はこのボリュームなら妥当なところでしょう。味は『大雅』『白虎』といい勝負かそれ以上、文句なく最高点★5つです。

所在地住所:熊本市東区健軍3丁目43-15 タケダビルNo.1
電話 番号:096-369-8911
営業 時間:11:00~21:00
店 休 日:月曜・水曜
サ イ ト:なし

2009年3月21日土曜日

熊本市北区・恵比須ラーメン・焼ブタラーメン

= 恵比須ラーメン =
恵比須ラーメン・焼ブタラーメン
 焼ブタラーメン 680円

 価格の満足度:★★★☆☆
 麺の満足度 :★★★★☆
 スープ満足度:★★☆☆☆
 具の満足度 :★★★★☆
 総合    :★★★☆☆

 熊本市の最北部、植木町との境界に近い国道3号線沿いに旧くからあり、消長が激しい道路沿い飲食店にあっては長寿店だと思いますので、それだけ支持されているお店なのでしょう。ずっと以前に一度入ったことがありますが、食べ歩きでは初の訪問です。

恵比須ラーメン・外観 自宅から谷を越えて40分程の道のりを歩き、川上小学校の横から国道3号線に出て植木町方面へしばらく歩くと、セブンイレブンが見えてきますが、その向かいにあるお店です。車で訪問する際は、植木町方面から南下するとお店の軒先に掲げられた七福神の一人『恵比須天』のロゴマークを、遠くから確認できるのですが、熊本市側から北上するとカーブの陰になって気づきにくいので、熊本市北部総合支所を過ぎて最初に左(西側)にあるセブンイレブンを目標にするといいでしょう。

 ま、こちらは歩いての訪問ですから素通りの心配はなく、初夏のような陽気の中を汗かきかき到着しました。店内はさらに熱気でムッとしますが、この季節にクーラーなど入っていませんので、しばらく汗が引きません。TVではWorld Baseball Classic の日韓戦が放映されていて、店員さんたちも気になって仕方がないようでしたが、そこは商売優先です。

恵比須ラーメン・厨房 歩いて空腹だったので、普通のラーメンでは物足りないかと考えて焼ブタラーメンを注文し、店内撮影のお許しをいただいてから、厨房の換気扇フードに『替え玉 100円』という貼り紙を発見。してみると、こちら熊本ラーメンのお店ではなかったのだっけ??と思いながら、5分もしないうちに運ばれてきた『焼ブタラーメン』を見れば、ちゃんとスープは白濁していてトンコツこってりだということがわかりました。

恵比須ラーメン・店内 焼き豚は薄切りながらも、かなり大きめのものが5枚乗り、半分に切ったゆで卵と刻みキクラゲに刻みネギというトッピングは、まさに正統派の熊本ラーメン…だったのですが、麺はこのお店独自のものでしょうか、白めでストレートの中太系が多い熊本ラーメンの麺ではなく、卵つなぎらしい黄色味がかって少しカールした中太麺でした。茹で方は標準的なところでしょうが、硬麺が好きな私にはもうちょっと硬さがあったらうれしかったです。

 焼き豚のお味は香ばしい感じでなかなかよく、しっかりした味わいが感じられます。このお値段としては、枚数は十分ながらもあと少し厚みが欲しい気がしました。

恵比須ラーメン・壁のメニュー札 課題はスープでしょうか、コッテリ感はあっていいのですが塩気が強めで、スープだけすくって味わおうとすると塩辛いくらいです。それから調味料的な残りが少し感じられました。まあ、後に残るというほどではないので、気にならないと言えば気にならない範疇かもしれませんが、嗜好の問題ゆえ判断は難しいところ(^^;

 替え玉をしましたが、スープが薄まらないように替え玉にも少々タレを絡めてあるのは、最近の傾向でしょうか。タレを絡めてなければ、替え玉の水分で塩気がちょうどよかったくらいかも。麺とトッピングがいいだけに残念ですが、塩辛さゆえに総合は★3つの標準でした。

所在地住所:熊本市北区鹿子木(かなこぎ)町201-2
電話 番号:096-245-0939
営業 時間:10:30~21:30
店 休 日:火曜
サ イ ト:なし

2009年2月25日水曜日

熊本市東区・劉・チャーシュー麺

= 劉 =
劉・チャーシュー麺
 チャーシュー麺 780円

 価格の満足度:★★☆☆☆
 麺の満足度 :★★★☆☆
 スープ満足度:★★★★★
 具の満足度 :★★☆☆☆
 総合    :★★★☆☆

 通称『第二空港線』と九州自動車道が交差する益城熊本空港ICから少し熊本市街地寄り、第二空港線沿いにある比較的新しいお店ですが、はためいている幟によれば『熊本ラーメン原点の味』を標榜しているようです。

劉・外観 お店近くの『益城熊本インター口』バス停から福岡への高速バスに乗車するため、職場から歩いての訪問になりましたが、2月下旬というのに暖冬のせいかたっぷり汗をかいてしまい、スーツの上着を脱いで着席してもなかなか汗がひきません。こういう時のネクタイ姿はうらめしいばかり…。

 外観も店内は木目調というか、いわゆる“民芸調”のデザインらしく、特に外観は何だか阿蘇郡小国町あたりの蕎麦屋のようでもありますが、ここはラーメン屋さんでございます(^^;。空腹ゆえにちょっと高いかな~と思ったものの、チャーシュー麺を注文して店内撮影の了解をいただきながら見廻せば、『熊本ラーメン原点の味』を掲げる意味がわかってきました。

劉・店内
 店内ポスターによれば確か、『現在もある熊本の某有名ラーメン店』で修業していた、劉さんという方のレシピや思いを、スープだけではなく麺まで忠実に再現しているのだそうです。

 そりゃ価格高めでも期待かな~…と、運ばれて来るチャーシュー麺を楽しみに待ちました。そしていよいよ…

 登場したのはやや小さめかつ深めの丼に入った麺。スープは見事に白濁して焦がしニンニクの色がついた油が浮かんでいます。麺は熊本ラーメンの白いものとは違って、やや細めで黄色味がかったストレート系。原料の小麦粉にこだわっているらしいのですが、惜しいことには茹で方が柔らかめ。硬めで注文すれば麺の評価は★1つ増えたかもしれません。

劉・卓上のメニュー トッピングは半熟卵が半分に刻みキクラゲ、刻みネギ。変わったところでは焼き海苔が入ります。熊本ラーメンに焼き海苔は少数派なのですが。おっともちろんチャーシューも、ですが、チャーシューは小さく薄切りで目立たない感じ。枚数はそこそこあるのですが、普通のラーメンとの差額が200円あるこのお値段なら、もっともっとボリューム感が欲しいところで、少々期待が外れてしまいました。

 スープは自信作だけあってトンコツのコクがある感じ。コッテリ系に多い豚頭を煮込んだタイプでしょうか。ちなみに劉さんは、熊本のラーメンにニンニクを入れた元祖だそうですが、実際のところはどうなんでしょうか。

 ところで、小さく深めの丼の形状はレンゲと合わず、濁ったスープの下にあるチャーシューもすくいにくいのです。自信のスープはぜひ飲み干して欲しいという気持ちの現われなのでしょうか??

 項目ごとの評価がかなりバラつきましたが、総合は★3つになりました。

所在地住所:熊本市東区桜木6丁目4-1
電話 番号:096-331-1033
営業 時間:11:00~21:30
店 休 日:無休
サ イ ト:なし

2009年1月16日金曜日

熊本市東区・香味拉麺・ラーメン

= 香味拉麺 =

 ラーメン 580円

 価格の満足度:★★★★☆
 麺の満足度 :★★★☆☆
 スープ満足度:★★★★☆
 具の満足度 :★★★☆☆
 総合    :★★★★☆

 健軍地区にもラーメン店が何軒かあるのですが、なかなか訪問する機会がないうえに、夜間だけ営業というお店が多いようです。その中で、このお店はランチタイムにも営業している貴重な存在です。

・外観 熊本から九州各地へ向かう高速バスが停車する『自衛隊前』バス停のすぐ間近、というよりは、陸上自衛隊西部方面駐屯地の正門前の交差点に面したお店で、ほぼ地元の方か自衛隊関係者が客層になっているのでは、と思います。

 比較的新しいお店ながら、『伝統の熊本の味』という謳い文句が自信を感じさせてくれそうなので、最近近くを通りかかることが多く気になる存在だったので、昼時に訪問してみました。

香味拉麺・店内 麺はストレート系でちょっと柔らかめ。私の好みとしては物足りず、もう少しコシの粘りが不足している感じです。これなら硬めで注文すべきだったかもしれません。スープは白く濁ったトンコツ、これぞ熊本のラーメンだっ!という感じで、表看板の『熊本伝統の味』の表示に恥じないコクのあるいい味です。惜しむらくはちょっと塩分が強めだったこと。これさえなければスープは★5つだったのに~。

香味拉麺・壁のメニュー トッピングはチャーシュー一枚と刻みキクラゲに刻みネギ、半熟卵の半分が中央に鎮座している、熊本ラーメンの王道をゆくコンビネーション。チャーシューはあと一枚欲しいところですが、お値段からすればこれが順当なところでしょうか。焦がしニンニクを散らしていて風味がいいです。

 具の『チャーシュー、あと一枚!』感と、麺のコシ不足がありますが、スープのカバーで総合は★4つです。

所在地住所:熊本市東区錦ヶ丘34-23
電話 番号:096-367-9035
営業 時間:11:00~15:00、18:00~21:40
店 休 日:木曜
サ イ ト:なし