2008年4月22日火曜日

熊本市中央区・にぼらや 酒場通り店・煮干ラーメン

= にぼらや・酒場通り店 =
にぼらや 酒場通り店・煮干ラーメン
 煮干ラーメン  750円

 価格の満足度:★★☆☆☆
 麺の満足度 :★★★★☆
 スープ満足度:★★★☆☆
 具の満足度 :★★★★★
 総合    :★★★★☆

 上通りアーケード街から並木坂にはラーメン屋さんが数軒あるのに対して、下通り~サンロード新市街のアーケード街のラーメン屋さんは、路地に入った飲み屋街にあるお店が大半なので夜だけの営業という店も多く、ランチタイムの営業は思ったほど多くありません。

にぼらや 酒場通り店・外観 その中で、下通りに看板を出して、路地に面したお店へお客さんを誘導しているラーメン屋さんを発見!路地を歩いてゆくと赤提灯が下がっていて、こちらはトンコツ系ではなく煮干しダシの醤油ラーメンっていうか「中華そば」の雰囲気です。お店の看板にも『にぼしらーめん にぼらや』の文字。

にぼらや 酒場通り店・お店の『こだわり』の能書き スナックなどが入るいわゆる雑居ビル『下通ビル』1階にあるお店の入口には、『らーめん道二十数年』と書かれたお店のこだわりが掲げられています。ダシは北海道・羅臼の昆布と土佐のカツオがベースだそうですが、お味はいかに。

 細長い構造のお店の路地側が厨房で、外からも厨房が見えるようになっていますが、窓の外はどこかカウンター風なので、もしかすると夜の営業では、厨房窓の外側にも椅子が置かれてカウンター席になるのかもしれません。沖縄風に言うと『パーラー』ということでしょう。

にぼらや 酒場通り店・店内カウンター席 お昼時の店内は、近くのお勤め人風の皆さんでテーブルは満席状態で、カウンターも3席ほどしか空いておらず、人気があるお店のようですね。空いていた一番厨房寄りのカウンター席に陣取って、セットではない単品の『煮干しラーメン』を注文。個人的に麺類のセットメニューは、確かに満腹感はあるものの炭水化物の比率が多過ぎる気がして、敬遠することが多いのです。

 ところが出てきた『煮干しラーメン』には、ご飯もついていました。聞けば平日のランチはご飯がサービスなのだそうですが、いまさらいらないとお断りするのも気が引けたので、ありがたく満腹感を目指すことにしました。でも、麺が大盛りでご飯なしという選択肢があれば、もっとうれしいんですが。(どっちにしろ炭水化物なんですけど(^^;)

にぼらや 酒場通り店・カウンターのメニュー カツオ+煮干し+昆布ベースを公称するスープには、確かなコクと味わいがあって、もしかすると豚骨も合わせているのかもしれません。もっと『煮干~!』という香りや味が出ている醤油系のラーメンかと思ったら、意外なおいしさでした。但しこのスープの塩分は濃いめで、もう少し薄味が私は好みなのですが。この塩分でスープは★1つ減。

 麺は少し透明感があって縮れの入った細めの卵麺でしょうか。好みのタイプですからこれが太かったら麺は満点なんですけどね~(^^)。トッピングは、半熟卵、メンマ、チャーシュー、海苔、水菜。水菜はラーメンのトッピング素材としては珍しいと思いますがよく合う食材でGoodですね(^^)。

にぼらや 酒場通り店・入口と横の掲示物 お値段はやや高めですが、もし、ランチのサービスのご飯を返上するかわり大盛り、というオプションがあったら、価格満足度は★1つ、いや、2つupでもOKです。それだけ完成度の高いラーメンで、さすが『らーめん道二十数年』を謳うだけのことがあると敬意を表し、総合は★4つ。

所在地住所:熊本市中央区下通1丁目5-17 下通ビル1F
電話 番号:096-356-3060
営業 時間:11:00~翌 4:00
店 休 日:無
サ イ ト:http://www.niboraya.com/ (工事中)

2008年4月15日火曜日

【閉店】熊本市中央区・味千拉麺 銀座通り店・阿蘇高菜ラーメン

= 味千拉麺・銀座通り店 =
味千拉麺 銀座通り店・阿蘇高菜ラーメン
 阿蘇高菜ラーメン 650円

 価格の満足度:★★★☆☆
 麺の満足度 :★★★☆☆
 スープ満足度:★★☆☆☆
 具の満足度 :★★☆☆☆
 総合    :★★☆☆☆

 この日は、受講を申し込んで認められずっと楽しみにしていた熊本大学の授業開放に午後から参加するので、転職支援会社での面談を済ませたあと、熊本ラーメン食べ歩きの二軒目を物色しに下通周辺に向かってゆくと、以前はなかったか気づかなかった味千ラーメンの香港風店舗『味千拉麺』ができているのを見つけました。

味千拉麺 銀座通り店・店頭の看板メニュー 見つけましたといっても、8年間近い単身赴任生活で熊本を離れている間、週末帰宅をしてもこのあたりはほとんど足を運んでいませんから、単に浦島太郎状態だったわけですが(^^;、単身生活を最初に始めた新潟市内でこの「味千拉麺」の店を発見した時は強烈に懐かしかったのを思い出して、フラリと立ち寄りました。

 味千ラーメンは熊本に30年以上昔からある、FC方式のチェーン店なのですが、この10年ほどで県外どころか海外にまで出店していて、すごい勢いです。店舗の形態は2つあるようで、伝統的・一般的な『味千ラーメン』と、香港をイメージしたという『味千拉麺』の看板を使い分けているようですが、メニューにも少し違いがあるようですが、基本的なスープと麺は共通のはずです。Webサイトを見ると、最近さらに『味千食堂』という定食屋の業態でも店舗展開を始めたようです。

味千拉麺 銀座通り店・外観 チィちゃんというアニメのイメージキャラクタを昔から起用していますが、初めて目にした時、中学校時代にイヤというほど見ていた『寿がきやラーメン トテチテタ~(^^;』というCMで記憶があった、愛知県を拠点とする『スガキヤ』のスーちゃんにちょっと雰囲気似てるぞと感じたのでした(でも、改めて画像で見ると似てないか・・(^^;)。そのチィちゃん、最近ちょっとだけ大人の雰囲気で、どこか色香の気配も漂うようになったバージョンもあるみたいです(^^;。

 おっとと脱線(^^;が長くなりました。熊本ラーメンまだ二軒目ゆえ『沖縄そば探訪』の習慣が抜けず、いろいろなトッピングの麺を食べようか、それとも基本型『沖縄そば』一本に絞るがごとく、シンプルな『ラーメン』だけで比較するのか、まだ焦点が定まっていないことと、トッピングのバリエーションが変わるとお値段が跳ね上がることとの狭間で迷ったあげく、「阿蘇高菜ラーメン」を注文。

味千拉麺 銀座通り店・店内 博多ラーメンにしろ熊本ラーメンにしろ高菜をトッピングに使うお店が多いのですが、高菜の香りは個性が強く塩気も強いので、お茶漬けにでもしない限り、他の食材とのバランスを崩してしまうように私は感じます。そんなわけで高菜自体は嫌いではないものの高菜を使ったメニューは避けてきたんですが、久しぶりの熊本帰還に、つい手が出た次第です(^^;

 眼前に出された『阿蘇高菜ラーメン』、高菜が阿蘇中岳のごとく山盛りにされて山腹にはチャーシューが一枚横たわっています。ところがその高菜の塩辛さよ…。量が多過ぎてラーメンの味を隠してしまうほど。しょうがないので、先にトッピングの高菜だけを片付けてからラーメンに取りかかりました。

 豚骨ベースのスープも塩分が強めで塩辛いです。トウガラシを配合しているようで、ピリッとした辛さもあります。色合いは褐色寄り(ニンニクか何かを焦がした油?)にトウガラシの赤っぽさが混じります。麺は熊本ラーメンとしては標準くらいですが、桂花ラーメン的な太い麺が好きな私にはやや細めに感じられます。オーソドックスなストレートで白っぽい麺ですが、ちょっとコシが物足りないかな~。硬麺にゆでてもらえばよかったのかもしれません。

味千拉麺 銀座通り店・店内看板 トッピングは、山盛り高菜とチャーシュー1枚の他、ゆでモヤシ、キクラゲ、味付けゆで卵半分で、麺の量も含めて妥当なところでしょうが、ちょっと物足りない気もしました。

 医食同源の看板が店内にありますが、高菜とスープの塩分の多さは、スローガンから少し外れてしまったような…。総合は厳しめかもしれませんが、塩辛さが災いして★2つ。

所在地住所:熊本市中央区花畑町13-4
電話 番号:096-354-9822
営業 時間:11:00~翌 3:00
店 休 日:無
サ イ ト:http://www.aji1000.co.jp/

2008年4月9日水曜日

熊本市中央区・桂花ラーメン 本店・桂花ラーメン

= 桂花ラーメン・本店 =
桂花ラーメン 本店・桂花ラーメン
 桂花ラーメン 570円
 価格の満足度:★★★★☆
 麺の満足度 :★★★★★
 スープ満足度:★★★★☆
 具の満足度 :★★★★☆
 総合    :★★★★☆

 沖縄そばとは違って、熊本ラーメンにはあまりバリエーションがないような気がするのですが、とりあえず中華料理店のラーメンは除いた食べ歩きに取りかかるとして、関東地方にも進出している『桂花ラーメン』に第一歩を記すことにしました。

桂花ラーメン 本店・外観 訪れたのはアーケード街の『下通り』から少し西に入った場所にある桂花ラーメン本店。以前は近くにもう一店舗あったはずのその場所は現在別のお店になっていて、熊本の中心市街地にあるのは、この本店と鶴屋デパートの地下、熊本交通センター地下の3店舗のはず。郊外に他にも2店舗あります。

 訪れたお店は、冷たい雨の中で静かなお昼時を迎えていました。食券を購入してカウンター席に陣取って、一番ポビュラーな『桂花ラーメン』を注文しました。ここのメニューでは『太肉麺(たーろーめん)』が好みなんですが、第一歩はあえてシンプルなラーメンから。

桂花ラーメン 本店・店内 店内のお客さんは数人だけなので、桂花ラーメンはすぐに登場しました。まずは久しぶりの熊本ラーメンにごあいさつということで、スープを一口。塩味はちょっと強めのように感じましたが、コクがある独特の白濁した豚骨スープで表面には香ばしい香りの油が浮いています。だからといって、決して油でくどい感じはありません。

 麺はかなり太めのほぼストレート系で、硬めで太いのが好きな私としては好みのタイプですね。ただ、中華そばよりやや細めの熊本ラーメンの中にあって、この太さはかなりの“異端児”といっていいでしょう。ややパサつくような食感がありますが、麺は硬めとはっきり宣言しているお店で壁にはその旨を書いたポスターが貼られています。もし、柔らかめがお好みでしたら、注文の時に『柔らかめ』で頼むことができます。

桂花ラーメン 本店・壁の掲示 トッピングはチャーシュー1枚、味付ゆで卵半分、メンマ、刻み茎ワカメ、刻み青ネギ。お値段としては健闘していると思いますし、そのお値段自体も諸材料費高騰の折りとしてはなかなかの線ではないでしようか。好物の太肉麺は840円とちょっと値が張りますが。

所在地住所:熊本市中央区花畑町11-9 K-1ビル1F
電話 番号:096-325-9609
営業 時間:月~木曜 11:00~ 23:45 (オーダーストップ)
      金・土曜 11:00~翌 1:45 (   〃    )
      日曜   11:00~ 20:00 (   〃    )
店 休 日:無
Web URL :http://keika-raumen.co.jp/