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2014年4月29日火曜日

熊本市中央区・伝・伝

伝・伝 = 伝 =

 「伝」 700円

 価格の満足度:★★★☆☆
 (キャンペーン大盛は除く)
 麺の満足度 :★★★★☆
 スープ満足度:★★★★★
 具の満足度 :★★★☆☆
 総合    :★★★★☆

 以前『味千拉麺・銀座通店』があった場所に、“熊本伝統豚骨”を掲げて2014年3月28日にオープンしたお店です。最近の熊本のラーメン界には、県外大手や非豚骨系の出店が増えただけでなく、つけ麺・まぜ麺など濃い味の店に勢いがあり、伝統的な熊本ラーメンでの新規店舗の発見は『白川』以来ということもあり、非常に気になる存在のお店だったので、さっそく訪れることにしました。

伝・外観 斜め向かいの『黄金ラーメン』をはじめ、近隣には何軒ものラーメン店があるのでサバイバルには大変な苦労がありそうなロケーション、さすがの味千も撤退した跡に新規開店とは、かなり自信があるのだろうと思いながら、黒が基調の外装だった『味千拉麺』とは対照的な白くスッキリした外観に変わったお店に入りました。

伝・店内 “居抜き”と呼ばれるらしい、前業者が残した内装や設備をそのまま再利用した店舗ではなく、味千当時とはレイアウトを全く変えた店内は、4人がけテーブル2卓とカウンター8席という小さめのお店でした。お昼時でカウンターには空きが2席しかなかったのですが、テーブル1卓が丸ごと空席だったので、混雑した時に迷惑だろうなと思いつつ「こちらでもいいですか?」とスタッフに尋ねると「どうぞ」との返事だったので、テーブル席に着きました。

 さてメニュー・・・と探そうとしたところに「チケットを、先にそちらでお願いします。」の声。スタッフが手で示した先の入口横には、券売機が鎮座しているではありませんか。ドアを開けて入るとすぐ右にあったはずなのですが、全く目に入らずにいたのでした。改めて席を立ち店内の掲示を見ると、なかなか変わったネーミングのメニューが4つ並んでいます。それらは、「熊本ラーメン伝統の味『伝』」「熊本とんこつエビ風味『進』」「熊本完熟こってり『完』」「熊本マー油の進化系『薫』」というもの。

伝・メニュー どれにしようかな・・・・ラーメンにエビ・カニ・イカ系の生臭さはちょい勘弁ね・・・なので、まず『進』が予選落ち。続いて、『黄金ラーメン』のキャッチフレーズを意識した?マンゴーでもあるまいにの“完熟”『完』も外したところで、『伝』に決めました(・・・って、結局のところ一番安いやつです(^^;)。『伝』700円のボタンを押してチケットを購入したところでテーフルに戻りスタッフに渡すと、開店直後キャンペーンで大盛り無料とのことだったので、大盛りにしてもらいました。

 ほどなく『伝』が登場。オーダーから3~4分という速さはうれしいです。まず、スープは確かに伝統的な白濁タイプにマー油。トッピングも丸く整形されたチャーシュー2片と刻みキクラゲ、刻み青ネギ。卵はありません。チャーシューの外観はどこか『大将軍』のものを連想させ、完成度も高いものでしたが、キャンペーンで大盛りになっていなければ、700円メニューのトッピングとしては量的に物足りない感じなので、具の満足度は標準★3つ。

伝・壁面のメニュー説明 スープは伝統と銘打つだけのことがあり、まろやかで味は濃すぎずドギツさもなく、まさに熊本ラーメンの王道をゆく素晴らしい深みのある味で、後に残る感じもほとんどありません。変わり味・濃い味・作為調味料の味とは縁が薄く、久々にホッとさせてくれるスープでした。これならスープは満点★5つで。

 続いて麺は中太麺ストレート系。注文時には茹で加減を尋ねてくれるので、もちろん「硬め」をお願いしました。シコシコ感のある食感は粘るモッチリ系とは違いますが、硬めといっても粉っぽさはなく芯があるのでもない、熊本麺としては標準以上のいい感じで★4つとしましたが、普通の茹で加減だったら★3つかも・・という感じでした。

 ここしばらく、新規訪問のお店ではおいしい熊本ラーメンに遭遇できなかっただけに、久しぶりに食べ終えた満足感がある一杯は、総合★4つです。お値段が少し高めの設定なのが惜しいと思います。

 ところで、訪問後に意外な事実が判明。撮影した画像を確認していると、屋号の『伝』というロゴの下に小さな文字で by AJISEN と書かれているではないですか!どうやら、味千ラーメンの新店舗ブランドらしいので、以前の『味千拉麺』は撤退したわけではなくリニューアルしたという方が適切なようです。確認してみると、電話番号は味千拉麺の時と変わっていませんでした。

所在地住所:熊本市中央区花畑町13-4
電話 番号:096-354-9822
営業 時間:11:30~翌 2:30、日曜:11:30~翌 0:30
店 休 日:無休
サ イ ト:なし(味千ラーメンのサイトに『伝』の情報なし)

2012年11月21日水曜日

【閉店】 熊本市中央区・初代麺喰亭どん竜・牛スジスープの特製ラーメン

2016/11/1追記
何度もこの界隈を通っても、お店があったはずのあたりに見当たりません。閉店したのでしょう。 初代麺喰亭どん竜・牛スジスープの特製ラーメン

 = 初代麺喰亭どん竜 =

 「牛スジスープの特製ラーメン」 600円

 価格の満足度:★★★★☆
 麺の満足度 :★★★★★
 スープ満足度:★★★★☆
 具の満足度 :★★★★☆
 総合    :★★★★☆

 スナックなどが並ぶ夜の繁華街の一角にあるお店で、以前は夜間だけ営業の『どん竜』というラーメン店だったのですが、天草市の『初代麺喰亭ラーメン』と協力して、熊本初と謳う牛スジがベースのスープを使ったラーメンをメインに据え、オーナーらしき方のお話では3ヶ月ほど前(2012年8月)から昼の営業も始めたとのこと。ただ、天草市の『初代麺喰亭ラーメン』は、お店のブログによると豚骨ラーメンなので、このお店独自の試みなのでしょう。

初代麺喰亭どん竜・暖簾 なお、100メートルほど南にも『めんくい亭』というラーメン店があり、そちらは豚骨系の全く違ったラーメン店なのですが、このお店の暖簾にも『麺喰亭』の文字が大書されていますので、間違えやすいかもしれません。二つのお店は無関係だと思います。

 店内はカウンター5席と4人テーブルが3卓ほど。お店の中央にはこの季節らしくおでん鍋が台上に鎮座しているのですが、メニューにおでんはありませんから、もしや牛スジ煮込み??なのでしょうか。しかし蓋がされているので中は確認できませんでした。

初代麺喰亭どん竜・ランチタイムメニュー テーブル上に置かれたランチタイムメニューに麺類は『牛スジスープの特製ラーメン』と夏季限定の『俺たちの冷やし中華』のみ。しかし夏季限定がそのまま載っているメニューが置かれているということは、ジャズピアニストの山下洋輔さんではないけれど冬でも冷やし中華OKなのでしょうか?他にトッピングが数種と、チャーハンかあぶりチャーシューご飯とのセットにするかをチョイスできます。ご飯とのセットは無料サービスで、ラーメンライス(もはや死語??)派にはうれしいところ。

初代麺喰亭どん竜・自慢のおすすめの一杯 他に、壁に掲げられたメニューには『自慢のおすすの一杯 牛スジ入りもやし炒めラー麺』という品があるのですが、夜の営業で出しているメニューかもしれません。またランチタイムの『牛スジスープの特製ラーメン』のお値段は、店内に置かれていたチラシやお店のブログでは680円になっているのですが、実際は600円なので、最近値下げしたのかもしれません。そのようなわけで注文は、自動的に『牛スジスープの特製ラーメン』。

 牛スジの煮込みは大好物なので、いつもの豚骨ラーメンと違った味わいに期待しながら待つこと5分ほど。いよいよ登場したその『牛スジスープの特製ラーメン』、トッピングには炒めモヤシがドッサリ山になり、頂上に刻みネギがさらに盛られています。それから半熟卵半分とやや大きめのチャーシューが一片に、マー油があしらわれているようです。

初代麺喰亭どん竜・店内 スープは醤油味。久しぶりの醤油系の味ながら、確かに牛スジの芳しい香りと味わいにコクもあっていい感じです。しかもサラリとした後味はアッサリ系と言ってよく、口に残る感じがありません。ただ、塩分と醤油のカラーが少し強いのかな、という気がします。見た目の醤油の色がよりそう感じさせるのかも。醤油味よりもう少し塩味に寄ったスープで味わってみたい気がして、★4つ。

 麺は中太麺のストレート系で、熊本ラーメンの標準的なものより微妙に太い気がしましたが、スープの色による錯覚かもしれません。厨房の方と待ち時間に少し話した中では、「うちの麺は硬めです」とのことで、硬め大好きの私にはうれしい麺。実際にしっかりとしたコシがあり、実にいい食感です。麺は★5つの満点。

 トッピングのモヤシ炒めは薄味で、水分もほどよく飛ばされており、スープや麺の味を邪魔することなく馴染んでいます。チャーシューは厚切りで、醤油ベースの味付けはスープとよく調和しつつ、肉も持ち味も活きていて、これもなかなかいい感じ。チャーシューがもう一切れ乗っていたら満点、というところの★4つ。

初代麺喰亭どん竜・外観 まだいろいろな試行錯誤の途中のようで、メニューや価格などが少しずつ変わってゆく可能性がありますが、新しい味わいの醤油系ラーメンとして、魚介系とはまた違った一つの世界を感じさせてくれるラーメンは、塩分がもう少し薄ければという点はありつつ、いい味だと思います。総合も★4つです。

所在地住所:熊本市中央区花畑町13-28 TM1ビル-A
電話 番号:090-7923-6866
営業 時間:11:30~14:00,17:30~翌 3:00
店 休 日:無休
サ イ ト:http://www.daishu-go.com/cat25

2008年5月9日金曜日

【移転】熊本市中央区・こだいこ・中盛ラーメン

こだいこ・中盛ラーメン= こだいこ =

 中盛ラーメン
 (あっさり) 750円


 価格の満足度:★★☆☆☆
 麺の満足度 :★★★★☆
 スープ満足度:★★★★★
 具の満足度 :★★★☆☆
 総合    :★★★★☆
 こだいこ・店への入口 註:すべて移転前に撮影しているので、現店舗の画像ではありません。
 熊本市内で一番夜が賑わう繁華街の一角、ビルの奥まったところにある老舗です。隣は花屋さんですが、こういう場所にあるお店ですから、スナックのママやお気に入りの娘さんにプレゼント持参で行く花を買う方が上得意様なのでしょう(^^)。(この段落は移転前のロケーションについての記述です)

こだいこ・外観 『こだいこ』という店があることは知っていたものの、場所は知らなかったのですが、日頃はあまり足を運ばないエリアとはいえ、何度か歩いている道沿いに看板を発見しました。無意識に歩いていると、見ているようで見ていないもの(^^;。ビル1階の奥まったところにあるドア上には、『元祖熊本ラーメン』と記されていて、そんじょそこらのお店とはわけが違うぞ!というプライドが感じられます。

こだいこ・店内壁面の色紙 お店の中はレトロな感じで、壁にはサイン入りの色紙がビッシリと張り巡らされています。中にはかなり年季が入った色のものもあり、歴史を感じさせてくれるお店です。壁のメニューは無塗装のトタン板に黒い手書き文字風のフォントを印刷してあり、なかなか手が込んだものです。

こだいこ・店内壁面のトタン板メニュー ラーメンにはいろいろな種類がありますが、基本の「こだいこラーメン」は盛りの量と『あっさり』『こってり』2種類のスーブの組み合わせができるようなので、中盛のあっさり味を注文しました。

こだいこ・お店の歴史解説 テーブルに置かれたメニューの表紙には、このお店の歴史が紹介されています。1954年、久留米ラーメンをベースに熊本ラーメンを作り出して熊本県・玉名市に出店したそうな。その後1957年、この地に進出して以来、頑固親父がずっと仕込みをしているとのこと。なるほど『元祖』を名乗るだけのことはあります。

 その頑固親父のラーメン、麺はストレート系の細麺ですがしっかりとしてコシを感じます。つなぎに卵を使っているそうなので、細い麺でありながらモソッとした感じではなくツルッとしているのでしょう。これが太麺だったら大好きなんだけどなぁ…。

こだいこ・メニュー スープは3日がかりで作るそうで豚の頭だけのトンコツベース。そこに味噌が入ったような褐色のスープは実にコクがあっておいしく、細い麺を力強くサポートしてくれるといった感じです。

こだいこ・店内お昼時の風景 トッピングはチャーシュー2枚、刻みキクラゲ、刻み青ネギとシンプルで、お値段としてはやや物足りない感じがしましたが、長浜や久留米のラーメンは、味付け卵が載らないのが普通ですから、このくらいが標準と思った方がいいのかも。手間ひまかけている分でしょうか、お値段高めで総合★5ついきたいところ、1つ減で★4つ。

所在地の住所:熊本市中央区花畑町10-4(お店のfacebookページによる。地図情報では花畑町10-8の位置あたりにあるはず)
訪店時の住所:熊本市花畑町13-11 パワーズビル1F
電話 番号:096-352-2058
営業 時間:日~木曜      11:30~翌 5:00
     :金・土・祝祭の前日 11:30~翌 6:00
店 休 日:不定休
サ イ ト:https://twitter.com/kodaikoramenn

2008年4月15日火曜日

【閉店】熊本市中央区・味千拉麺 銀座通り店・阿蘇高菜ラーメン

= 味千拉麺・銀座通り店 =
味千拉麺 銀座通り店・阿蘇高菜ラーメン
 阿蘇高菜ラーメン 650円

 価格の満足度:★★★☆☆
 麺の満足度 :★★★☆☆
 スープ満足度:★★☆☆☆
 具の満足度 :★★☆☆☆
 総合    :★★☆☆☆

 この日は、受講を申し込んで認められずっと楽しみにしていた熊本大学の授業開放に午後から参加するので、転職支援会社での面談を済ませたあと、熊本ラーメン食べ歩きの二軒目を物色しに下通周辺に向かってゆくと、以前はなかったか気づかなかった味千ラーメンの香港風店舗『味千拉麺』ができているのを見つけました。

味千拉麺 銀座通り店・店頭の看板メニュー 見つけましたといっても、8年間近い単身赴任生活で熊本を離れている間、週末帰宅をしてもこのあたりはほとんど足を運んでいませんから、単に浦島太郎状態だったわけですが(^^;、単身生活を最初に始めた新潟市内でこの「味千拉麺」の店を発見した時は強烈に懐かしかったのを思い出して、フラリと立ち寄りました。

 味千ラーメンは熊本に30年以上昔からある、FC方式のチェーン店なのですが、この10年ほどで県外どころか海外にまで出店していて、すごい勢いです。店舗の形態は2つあるようで、伝統的・一般的な『味千ラーメン』と、香港をイメージしたという『味千拉麺』の看板を使い分けているようですが、メニューにも少し違いがあるようですが、基本的なスープと麺は共通のはずです。Webサイトを見ると、最近さらに『味千食堂』という定食屋の業態でも店舗展開を始めたようです。

味千拉麺 銀座通り店・外観 チィちゃんというアニメのイメージキャラクタを昔から起用していますが、初めて目にした時、中学校時代にイヤというほど見ていた『寿がきやラーメン トテチテタ~(^^;』というCMで記憶があった、愛知県を拠点とする『スガキヤ』のスーちゃんにちょっと雰囲気似てるぞと感じたのでした(でも、改めて画像で見ると似てないか・・(^^;)。そのチィちゃん、最近ちょっとだけ大人の雰囲気で、どこか色香の気配も漂うようになったバージョンもあるみたいです(^^;。

 おっとと脱線(^^;が長くなりました。熊本ラーメンまだ二軒目ゆえ『沖縄そば探訪』の習慣が抜けず、いろいろなトッピングの麺を食べようか、それとも基本型『沖縄そば』一本に絞るがごとく、シンプルな『ラーメン』だけで比較するのか、まだ焦点が定まっていないことと、トッピングのバリエーションが変わるとお値段が跳ね上がることとの狭間で迷ったあげく、「阿蘇高菜ラーメン」を注文。

味千拉麺 銀座通り店・店内 博多ラーメンにしろ熊本ラーメンにしろ高菜をトッピングに使うお店が多いのですが、高菜の香りは個性が強く塩気も強いので、お茶漬けにでもしない限り、他の食材とのバランスを崩してしまうように私は感じます。そんなわけで高菜自体は嫌いではないものの高菜を使ったメニューは避けてきたんですが、久しぶりの熊本帰還に、つい手が出た次第です(^^;

 眼前に出された『阿蘇高菜ラーメン』、高菜が阿蘇中岳のごとく山盛りにされて山腹にはチャーシューが一枚横たわっています。ところがその高菜の塩辛さよ…。量が多過ぎてラーメンの味を隠してしまうほど。しょうがないので、先にトッピングの高菜だけを片付けてからラーメンに取りかかりました。

 豚骨ベースのスープも塩分が強めで塩辛いです。トウガラシを配合しているようで、ピリッとした辛さもあります。色合いは褐色寄り(ニンニクか何かを焦がした油?)にトウガラシの赤っぽさが混じります。麺は熊本ラーメンとしては標準くらいですが、桂花ラーメン的な太い麺が好きな私にはやや細めに感じられます。オーソドックスなストレートで白っぽい麺ですが、ちょっとコシが物足りないかな~。硬麺にゆでてもらえばよかったのかもしれません。

味千拉麺 銀座通り店・店内看板 トッピングは、山盛り高菜とチャーシュー1枚の他、ゆでモヤシ、キクラゲ、味付けゆで卵半分で、麺の量も含めて妥当なところでしょうが、ちょっと物足りない気もしました。

 医食同源の看板が店内にありますが、高菜とスープの塩分の多さは、スローガンから少し外れてしまったような…。総合は厳しめかもしれませんが、塩辛さが災いして★2つ。

所在地住所:熊本市中央区花畑町13-4
電話 番号:096-354-9822
営業 時間:11:00~翌 3:00
店 休 日:無
サ イ ト:http://www.aji1000.co.jp/

2008年4月9日水曜日

熊本市中央区・桂花ラーメン 本店・桂花ラーメン

= 桂花ラーメン・本店 =
桂花ラーメン 本店・桂花ラーメン
 桂花ラーメン 570円
 価格の満足度:★★★★☆
 麺の満足度 :★★★★★
 スープ満足度:★★★★☆
 具の満足度 :★★★★☆
 総合    :★★★★☆

 沖縄そばとは違って、熊本ラーメンにはあまりバリエーションがないような気がするのですが、とりあえず中華料理店のラーメンは除いた食べ歩きに取りかかるとして、関東地方にも進出している『桂花ラーメン』に第一歩を記すことにしました。

桂花ラーメン 本店・外観 訪れたのはアーケード街の『下通り』から少し西に入った場所にある桂花ラーメン本店。以前は近くにもう一店舗あったはずのその場所は現在別のお店になっていて、熊本の中心市街地にあるのは、この本店と鶴屋デパートの地下、熊本交通センター地下の3店舗のはず。郊外に他にも2店舗あります。

 訪れたお店は、冷たい雨の中で静かなお昼時を迎えていました。食券を購入してカウンター席に陣取って、一番ポビュラーな『桂花ラーメン』を注文しました。ここのメニューでは『太肉麺(たーろーめん)』が好みなんですが、第一歩はあえてシンプルなラーメンから。

桂花ラーメン 本店・店内 店内のお客さんは数人だけなので、桂花ラーメンはすぐに登場しました。まずは久しぶりの熊本ラーメンにごあいさつということで、スープを一口。塩味はちょっと強めのように感じましたが、コクがある独特の白濁した豚骨スープで表面には香ばしい香りの油が浮いています。だからといって、決して油でくどい感じはありません。

 麺はかなり太めのほぼストレート系で、硬めで太いのが好きな私としては好みのタイプですね。ただ、中華そばよりやや細めの熊本ラーメンの中にあって、この太さはかなりの“異端児”といっていいでしょう。ややパサつくような食感がありますが、麺は硬めとはっきり宣言しているお店で壁にはその旨を書いたポスターが貼られています。もし、柔らかめがお好みでしたら、注文の時に『柔らかめ』で頼むことができます。

桂花ラーメン 本店・壁の掲示 トッピングはチャーシュー1枚、味付ゆで卵半分、メンマ、刻み茎ワカメ、刻み青ネギ。お値段としては健闘していると思いますし、そのお値段自体も諸材料費高騰の折りとしてはなかなかの線ではないでしようか。好物の太肉麺は840円とちょっと値が張りますが。

所在地住所:熊本市中央区花畑町11-9 K-1ビル1F
電話 番号:096-325-9609
営業 時間:月~木曜 11:00~ 23:45 (オーダーストップ)
      金・土曜 11:00~翌 1:45 (   〃    )
      日曜   11:00~ 20:00 (   〃    )
店 休 日:無
Web URL :http://keika-raumen.co.jp/