2009年6月18日木曜日

熊本市南区・天心・本丸ラーメン

天心・本丸ラーメン= 天心 =

 本丸ラーメン 550円

 価格の満足度:★★★★☆
 麺の満足度 :★★★☆☆
 スープ満足度:★★☆☆☆
 具の満足度 :★★★☆☆
 総合    :★★★☆☆

天心・外観 熊本市といっても、去年10月までは富合町だった地域の国道3号線沿いにあるお店で、目の前では新幹線の車両基地工事が進んでいました。道路沿いには別のお店があり、その奥にあるので少しわかりにくいのですが、看板はしっかり道路脇に出ています。

 入口には『5月2日 リニューアルオープン』と書かれた看板が立てられ、店内はさすがにまだ新しい木の香りが漂ってきそうな感じです。座席数はカウンター7席に座卓とテーブルが配されて、キャパは十分。
天心・店内テーブル席
 メニューを見ると、お店の名を冠した看板商品の『天心ラーメン』には“久留米流”と添書きされ、注文した『本丸ラーメン』には“熊本流”とあります。替え玉がメニューに載っていることからしても、久留米ラーメン系統のお店なのでしょう。しかし熊本流があるからには、注文は熊本流の『本丸ラーメン』!

天心・卓上のメニュー まずはスープを一口。トンコツがベースではありますが、近年流行?の『こってり感』を意識してか、コラーゲン的なヌルヌル・トロリ感が強いもの。こういう感じのスープは若い世代には好評なのだと思いますが、オジサンとしては、ちょいと“くどい”気がしてなりません。

 それと、この“とろみ”にはどこか人工的なものを感じました。豚の頭をじっくり煮込むと、確かにこういう粘っこい感じのダシなんだけどなぁ…と思いつつ、どこか葛湯的な何か?を思わせる粘り気。塩分も多少きつめで、これも若い人向きかも。

天心・店内カウンター席 麺は中細ストレート系の丸麺で、硬めの替え玉で食べる限りは、うまくまとまっているようです。替え玉前の最初の1杯は、私にはちょいとばかり柔らかめでしたが。

 トッピングは多少厚みがあるチャーシュー1枚に、刻み青ネギ、刻みキクラゲ、それから焼き海苔1枚に、刻みニンニク焦がしが中央に鎮座して、このお値段としてはまずまずでしょう。茹で卵が見えないのは、チョイ寂しいかも…。

 お値段自体はお手頃感があり、コストパフォーマンスが良くてうれしいです(^^)。熊本流としてのスープには今後の課題があるものの、全体としては平均的な★3つてした。

所在地住所:熊本市南区富合町古閑956-4
電話 番号:096-358-7220
営業 時間:11:30~14:30、17:00~21:30
店 休 日:月曜(月曜が祝日の場合は、翌日の火曜日休み)
サ イ ト:なし

2009年6月4日木曜日

【閉店】熊本市北区・ラーメン熊本応援隊 麻生田店・完熟とんこつ

ラーメン熊本応援隊 麻生田店・完熟とんこつ= ラーメン熊本応援隊・麻生田店 =

 完熟とんこつ 680円

 価格の満足度:★★★★☆
 麺の満足度 :★★★☆☆
 スープ満足度:★★☆☆☆
 具の満足度 :★★★★☆
 総合    :★★★☆☆

 先日レポートした『武蔵』帰り、道沿いにあったのに気づいて、次回訪問しようとチェックしていたところに、『グランプリ餃子』と名付けられた餃子の半額券を入手した以上は、足を運ぶのがお作法というもの(^^;。たまたま休日になったきょうの午後、訪問しました。

ラーメン熊本応援隊 麻生田店・外観 入手した餃子半額券に書かれているところによれば、何かの人気投票で惜しくも優勝できなかったというラーメンと、グランプリに輝いた餃子という取り合わせですから、期待値はかなり高くなります。

 お店に入ると、お昼時の混雑する時間帯を過ぎていたせいか、窓側と厨房側に並ぶカウンター席は空いており、中央のテーブル席にお客さんが数名。店内の写真撮影の許可をもらうと、プログですか?とアドレスを尋ねられたのですが、まだ登録件数が少ないゆえに…とお断りしたうえで、『沖縄そば探訪ローラー作戦!』のアドレスのメモを残してきました。実はこっちの熊本ラーメン・ブログのアドレスは、自分でも記憶が定かでなかったり…(^^;(^^;

麺と餃子のメニュー・ラーメン熊本応援隊 麻生田店 メニューはいろいろですが、お店の外壁に写真が掲げられて文字どおり看板商品になっている『完熟とんこつ』を注文しました。メニューを見る限りトッピングがバラエティに富んでいて、サラダ菜の彩りが食欲をそそります。食材や料理の色って、『食』にとってはとても大切な要素だと感じるのですが、このサラダ菜一枚だけで『完熟とんこつ』のインパクトが強まり、商品価値が高まっているのでは。工夫の跡が感じられました。

 それから期間限定(だったはず)の無料サービスとして、トッピング『もやし』か海苔を増量するか、デザート付きになる、とのことだったので、もやしを増やしてもらいました。

 さてさて、どんなラーメンが登場するのかと待っていると、空いていたせいか案外早く運ばれてきました。大きめの丼なので錯覚で量が少なめに見えてしまいがちですが、標準的なところでしょうか。トッピングは半熟卵半分にかなり薄めのチャーシュー2枚。それから刻みキクラゲに刻みネギ、スイートコーンに焼き海苔、おまけにサラダ菜1枚。チャーシューのボリウム不足は否めませんが、種類の多さでうまくカバーしています。

 麺は、多少縮れの気配がある中細の丸麺で、黄色が強いのは卵つなぎなのでしょうか?卵つなぎならもう少しコシが欲しいところ、柔らかめでコシの粘りも足りません。固ゆでにしてもらうとよかったのかもしれませんが、標準的な茹で時間では、私の好みとしては柔らか過ぎます。

ラーメン熊本応援隊 麻生田店・店内 課題はスープでしょうか、甘味が強過ぎると最初の一口で感じました。砂糖やミリン的な甘さというよりも、タマネギや野菜的な甘さで、くどい感じは少ないのですが、この甘さと強めの塩気はかなりの厚化粧で、あっさり系が好きな方には腰が引けてしまうかもしれません。トンコツ・ダシはコラーゲンたっぷりのコテコテ・ギトギト感もあって、二口ほどすすっただけで『スープだけなら、もういい~』という感じがしました。後に残る感じもかなりあります。

 麺との相性は悪くはなく、それなりに食べられるのですが、甘さと塩気の濃さは、若い世代をターゲットにした設計のような気がします。後発のお店ですから老舗他店の味や傾向も十分にリサーチしているはずで、こういうタイプが好きという人もかなりいるのでしょう。

ラーメン熊本応援隊 麻生田店・道路側からの外観 ラーメンの食べ歩きをしているとオーナーに話したところ、どこがおいしかったですかと、食べている途中で尋ねに来られたくらいですから、研究熱心なようです。★5つつけたお店を記憶を頼りにお話ししておいたのですが、気がついたら、健軍の『めん吉』は記憶違いで、新市街にあるお店の名前を喋ってしまっていました。オーナーさま、もしお読みくださっていたら、訂正いたします(^^;

 というわけで、トッピングの豪華さは満点といきたいところ、チャーシューのボリウム不足で★1つ減、お値段もなかなか健闘していますが、麺の柔らかいのとスープのきいつ味は、ちょっと厳しめの評価です。なお、いっしょに食したギョウザはなかなかの出来栄えですが、いかんせん調味料の味がやはり気になります。

 食べ終えて2時間、猛烈に喉がかわいてきましたが、これも塩分とコテコテ感の仕業なのでしょう。総合は★3つということで。

所在地住所:【閉店しています】熊本市北区麻生田4丁目2-60
電話 番号:096-338-4000
営業 時間:11:00~23:00
店 休 日:無休
サ イ ト:なし