2009年5月19日火曜日

熊本市東区・健軍いずもラーメン・ラーメン

健軍いずもラーメン・ラーメン= 健軍いずもラーメン =

 「ラーメン」 550円

 価格の満足度:★★★☆☆
 麺の満足度 :☆☆☆☆☆
 スープ満足度:★★☆☆☆
 具の満足度 :★★★☆☆
 総合    :☆☆☆☆☆

 熊本市の副都心?地区ともいえる健軍のアーケード街にあるお店で、健軍界隈では珍しく昼も営業しているラーメン店です。去年『竹とんぼ』を訪問した時に見つけていたのですが、その後なかなか足を運べずにいたのですが、ようやく訪問を果たしました。

健軍いずもラーメン・外観 アーケード街が『シャッター通り』と化しそうな雰囲気ギリギリところで、どうにか踏みとどまっているのは、地元の皆さんの頑張りだとは思うものの、平日の昼間は通りを歩く人が非常に少なく飲食店は大変のようで、近くに自衛隊の大きな駐屯地があったりするので、夜の来訪を当て込む他はないのかもしれません。

健軍いずもラーメン・地元タウン紙の紹介記事 間口の狭めなお店はカウンターのみ。なぜ『いずも』なのかはわかりませんが、壁に貼られた変色ぎみの地元情報紙『デリすぱ』の切り抜き記事によれば、お店のルーツは福岡県境の荒尾市のようですから、久留米ラーメンの流れを受けているのかもしれません。

健軍いずもラーメン・カウンターの状態 少々雑然とした店内のカウンターに先客が3人いたので、空いている場所を探すと、前の客の丼と使ったティッシュがそのまま放置されていて、これでは第一印象がよろしくないです(^^;。しょうがないので丼とティッシュをカウンターに乗せましたが、新型インフルエンザ流行の折、誰が使ったかわからないティッシュを素手で持つ勇気はありませんから、出された紙おしぼりを使って除去し、カウンター上にあった台ふきんで自分でカウンターを拭くはめに。

 しかし「すいませんね」の一言もなし。

健軍いずもラーメン・カウンター上のメニュー さてラーメン。まずお作法どおりスープを一口。ううむ…最初からコショウが振られています。これではせっかくのスープが台無し。ラーメンとコショウを切っても切り離せない関係で考えるのは自由なんですが、相手は香辛料。嗜好で使うものをお仕着せてはいけません。

 続いて麺はストレート系の細麺で、熊本麺的な白さよりは少し黄色がかっていますが、これはいかん!私の感覚ではトロトロ状態といってもいい柔らかさ。はっきり言って『茹で過ぎ』です。コショウ的な香辛料の匂いと相まって、あたかもカップ麺を食べているような感覚に襲われました。

 僅かな救いは、このお値段でチャーシュー2片、という事実だけ。茹で卵も半分にしたものが一個分載っているかのような画像になっていますが、そうじゃなくて、ゆで卵薄切りが2片なのでした。

 『3代目が変わらぬ味を受け継ぐ』(この切り抜きはいつのもの??)という謳い文句とは裏腹に、提供する料理への思いが感じられないというか、おいしくしようという意志の感じられない雑な料理を出された雰囲気でした。

所在地住所:熊本市東区若葉1丁目14-5
電話 番号:096-368-4024
営業 時間:11:00~20:00
店 休 日:水曜
サ イ ト:なし

2009年5月16日土曜日

熊本市北区・武蔵・魚介ラーメン

武蔵・魚介ラーメン= 武蔵 =

 魚介ラーメン 700円

 価格の満足度:★★★★☆
 麺の満足度 :★★★★★
 スープ満足度:★★★★☆
 具の満足度 :★★★★★
 総合    :★★★★★

 テナント料が高い市街地の中心は、新規に出店するにはハードルが高いのですが、郊外になると家賃が安いせいか店の入れ代わりが激しいようで、たまたま週末にラーメン店を探しに出かけたところ、新規開店を見つけたので入ってみました。しかも熊本ラーメン定番のトンコツではなく『魚介ラーメン』というのが興味をそそられます。

武蔵・外観
 魚介ラーメンといえば『にぼらや』以来で、トンコツにすっかり慣れた舌はちょっぴり不安と期待を感じながら、大きな木戸を開けて店内へ入ってみると新しいお店らしい雰囲気が漂います。そういえば、看板からも新しい香りが。


 カウンター席に座ると目の前にはメニューが張り付けられていましたが、看板の『魚介ラーメン』だけではなく、トンコツのラーメンもちゃんとあるのは、心憎いばかり。きっと「なんでトンコツのなかかっ!」というお客さんもいらっしゃるのでしょう。

武蔵・メニュー もちろん注文はメインの魚介ラーメンです。熊本ラーメンの食べ歩きゆえに、トンコツにも心を動かされましたが、それはまち次の機会ということにしましょう。

 さてさてまずダシは、食後に確認したところでは煮干しがベースとのことで、さかずに深みとコクのある味わいですし、真凝るものがほとんどありません。思わずスープを飲み干したい衝動にかられました。となかく醤油ベースの味はバランスがとれています。

 麺は縮れがしっかり入って透明感のある卵つなぎを思わせるコシが強いもので、これはいいです。『天和』の自家製麺と少し似通った感じがありますが、プリプリッとしたコシの強さにはそれだけで満足しそうです。

武蔵・店内 トッピングにはかなり工夫の跡が見られ、醤油ベースのラーメンには欠かせないメンマとチャーシュー3片に加えて、半熟茹で卵が半分に水菜です。ところが食べるうち、黄色い何ものかがスープに浮かんでいるのに気づきました。パプリカ(カラーピーマン)かと思いつつ(まさか(^^;)、それだけ箸ではさみ口に運ぶと、え?これって柚の皮?

武蔵・駐車場から見た外観 それがまた、水菜とともに意表をつくコンビネーションが実によく合うのです。さらに「トッピングにカツオ節を使われますか。」と尋ねられ、「スープの味を確認してから入れますから。」とプラ容器入りのカツオ節を食べている途中に入れてみると、ああ~、こりゃ『沖縄そば』のカツオベースの香りじゃないですか~…無性に那覇の『花そば』や『いれい家』の沖縄そばが食べたくなってしまいました。

 それにしても新しいラーメン屋さん、尋ねてみると2009年3月にお店をだしたばかりだそうですが、麺は好み・スープ大健闘で★5つです。

所在地住所:熊本市北区武蔵ケ丘2-1-35 中村沖畑ビル1F
電話 番号:不明
営業 時間:日曜・火曜~木曜 11:30~15:00、16:30~24:00
     :金曜・土曜    11:30~15:00、16:30~翌日 1:00か 2:00頃
店 休 日:月曜
サ イ ト:なし