ラーメン 600円
価格の満足度:★★★★☆
麺の満足度 :★★★★★
スープ満足度:★★★★☆
具の満足度 :★★★★★
総合 :★★★★☆
サンロード新市街のアーケード街から少し南に入ったところにある、目立たない小さなお店ですが、『限定200食』という窓の貼り紙と、『手作り ラーメン』の看板を目にしては、黙って通り過ぎるわけにはまいりません(^^;。
『限定200食』の貼り紙がされたドア横の窓は、大きなエアコン室外機で隠れて見えにくいのですが、製麺場になっているようで、ドアを押してお店に入ると、すぐ右側にはかなり使い込まれた製麺機が鎮座しています。これは確かに自家製麺!
驚いたのは、このお店の壁面にもビッシリとサイン入り色紙が貼られていたことで、熊本に住み着いて10数年になるのに、これまでついぞ知らなかった人気店のようです。
メニューは『ラーメン』『ラーメン定食』『おにぎり』『ビール』といたってシンプル。ラーメン一本勝負と言ってもいいのでしょう。まるで『アサヒ食堂』(沖縄そば)のようです(^^)。
製麺機と店内の撮影許可をいただいたあと、厨房で麺を茹で上げるところをじっと見ていると、木の大蓋の上に一人前の麺をほぐして乗せ、それを煮えたぎったお湯の中に「サッ」とスライドさせて投入するのは、あちこちのラーメン屋さんでよく見る光景ですが、何かそうする理由があるのでしょうか。
さて登場したラーメンです。麺は透明感があって非常にコシが強いモチッとした感じです。何だかパスタのようでもあり、牧志の『美ら花』や首里の『ほりかわ』の沖縄そばのようでもあり、熊本ラーメンとしては極めて異質な部類でしょう。異質といっても非常に完成度が高い麺で、このタイプは大好きです。麺満点(^^)!
スープはトンコツがベースのあっさりとした上品な感じで、これでもかっ!と迫る若手ラーメン屋さんのタイプではなく、おとなの味です。
トッピングのチャーシューはよく煮込まれて、独特の柔らかい仕上がりになっているもの3枚に、刻みキクラゲ、刻みネギ、それから小さめの焼き海苔1枚で、自家製麺でこのお値段なら、大変リーズナブルではないでしょうか。
唯一残念なことに…というより、私としては顔から血の気が引いたと言ってもいいのは、厨房の大将、できあがったラーメンにコショウをパパッと振り掛けてしまったこと(;_;)
ラーメンに白コショウ粉を振るのは私は大嫌い。沖縄そばに紅ショウガが最初からトッピングされて出させるのも好きではありませんが、それ以上に、ラーメンとして完成された全体の調和をたった一振りで破壊してしまうラーメンにコショウは苦手…というか、大嫌い。これだけで、総合とスープ満足度★1つ減になりました。
ラーメンとしての完成度が実に高いだけに、非常に残念なコショウでした。
2013/11/12 追記:移転したそうです。
所在地住所:
電話 番号:
店 休 日:月曜
移転先住所:熊本市中央区九品寺5丁目15-5-103 (ネット情報による。現地は未確認。)
新電話番号:096-362-1237 (ネット情報による。)
新営業時間:12:00~24:00 (ネット情報による。)
サ イ ト:なし