2008年7月9日水曜日

熊本市西区・黒亭・もやしラーメン

= 黒亭 =
黒亭・もやしラーメン
 もやしラーメン 590円

 価格の満足度:★★★★★
 麺の満足度 :★★★★☆
 スープ満足度:★★★★☆
 具の満足度 :★★★★★
 総合    :★★★★★

 熊本ラーメンのお店としてはかなり有名な老舗で、熊本駅から市電の停留所1つだけ南の『二本木』から、東の白川堤防の方に入ったエリアにあるラーメン屋です。JR熊本駅から徒歩で行ってもあまり気にならない(感じ方に個人差はありますが)距離かもしれません。

黒亭・外観 久しぶりにお店に行って驚いたのは、以前の古い店舗がすっかり新しく立て替えられていたことでした。平日でもひっきりなしにお客さんがやってきて順番待ちになるくらいですから、お店が大きくなるのは自然な成り行きでしょう。

黒亭・厨房 しかし、お店に入ってうれしかったのは、厨房は昔からの姿そのままに保たれ、主人が奥でゆっくりとチャーシューを仕込み、厨房とテーブルは5人の女性が切り回している、以前のお店と変わらない雰囲気だったことでした。

 こってり系トンコツダシのお店ですから、ラーメンではなく値頃感がある『もやしラーメン』を注文するすることにしました。こちらのお店でも、ラーメン屋のトラッドなスタイルで、茹で上げる麺は木蓋の上に乗せて分量を調整し、蓋の上を滑らせるように熱湯に投入していますが、一人前ずつ水切りザルに入れるのではなく、茹で上がった麺を目分量で均等に分けています。

 1杯分の分量を取り分ける長年の勘にそう狂いはないだろうと思いますが、4杯分の麺を一度に茹でて丼に取り分けたあと、最後の1杯分に不足が生じて、麺を数本ずつ丼から丼に移しているのを見ると、ほんとに分量は均等なんだろうかと、ちょっと心配になりました(^^;。

 店内の壁には、なぜかドイツの哲学者ニーチェの言葉が額に入って掲示されています。

黒亭・ニーチェの言葉 『鋭くて柔和、粗野で繊細/慣れていて珍らか、汚れて純潔/愚者と賢者の密会。/ぼくはこうしたすべてであり、/そうありたい。/鳩であって同時に蛇であり/豚でありたい』

 うーーむ・・・。熊本ラーメンと哲学。どういう関係なのでしょう。(お店のサイトに、由来が記載されています。)

黒亭・壁面のメニュー札 さてさて哲学の麺は熊本ラーメンらしく、白っぽいストレート系の中太麺。シコッとしたコシがあってモソモソした感じはありません。よく『打ち込んだ』麺なのでしょう。いい麺です。…が(^^;個人的にはやっぱり、粘りっ気のあるモチッとした麺が好きだなぁ…(^^;

 スープはこってりとしたトンコツ系、コラーゲン的なベタッというか粘りっこい感じがあって、それだけではなく僅かに食後の口に残って後を引く感じがあります。これが熊本トンコツの特徴といえば特徴なのですが、調味料の影響もあるように感じます。炒めて焦がした刻みニンニクと色がついた油が浮いて、風味がいいです。

黒亭・店内カウンター席 トッピングは大きめのチャーシューが3枚。今まで食べた熊本ラーメンでは一番の迫力でしょう(^^)。それから茹でモヤシと定番の刻みキクラゲ、刻み青ネギ、焼き海苔が1枚で、このお値段なら非常にボリューム感がありますね。

 麺が個人的好みで★1つ減、スープも後の残りで★1つ減になったものの、総合では★5つの満点でした。

所在地住所:熊本市西区二本木2丁目1-23
電話 番号:096-352-1648
営業 時間:10:30~20:30
店 休 日:第1・3木曜
サ イ ト:http://kokutei.com/

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