2012年11月13日火曜日

熊本市北区・らしん・大盛ラーメン

らしん・大盛ラーメン = らしん =

 「大盛ラーメン」 700円

 価格の満足度:★★★☆☆
 麺の満足度 :★★★★☆
 スープ満足度:★★☆☆☆
 具の満足度 :★★☆☆☆
 総合    :★★☆☆☆

 国道387号・通称:飛田バイパスと国道3号・通称:清水パイパスの分岐点近くに、比較的最近の2008年くらいにできた熊本ラーメン系のお店が『らしん』です。『東京豚骨拉麺』『元帥』『とんこつ田嶋や』のほか、『リンガーハット』と『そば幸』があるという超激戦地に殴り込み?をかけた(おっとと、最後発の殴り込みは『とんこつ田嶋や』ですが)といえば、勢いある新興チェーン店・・と思ってしまうのですが、あにはからんや、外観はどこまでも大衆食堂的で牧歌的な雰囲気は、別の意味でインパクトが強烈。

らしん・外観 駐車場と明示されている場所はありませんが、お店南側の空き地に数台は駐車できそうなスペースはあります。ただ、交差点に面しているだけに、車で訪問した場合、菊池方面や四方寄方面から南下すると、北バイパスと3号線を行き来する車の流れが最近とみに増えている地点だけに、対向の右折レーンを含めた3車線を突っ切って駐車スペースに右折進入するのは、至難の業かもしれません。

らしん・定休日表示 お店というよりも民家風木造二階建ての一階が店舗で、ドアを開けると7席ほどカウンター席があるだけのこじんまりとした店内では、厨房に立つオーナーらしき初老の男性とお得意さんの二人で、釣り談義に花が咲いているところでした。カウンター席とは対面の厨房上には体長70.5センチの真鯛の魚拓が2枚誇らしげに掲げられ、メニュー木札に並ぶ定休日案内にも「定休日は水曜日です 釣りに行く日も!」と書かれているくらいですから、よほど釣りがお好きなのでしょう。

 大盛ラーメンを注文すると厨房で忙しく作業を始めたオーナーですが、釣りの話は途切れることがありません。ただ、店内は釣りや魚の写真など魚介一色にもかかわらず、5分ほどで小さなトレイに載せて供されたラーメンのスープは魚介系ではなく豚骨系のようで、マー油で褐色を帯びています。

らしん・店内 まずスープ・・・と、最初に『何だろこの香り??』 ラーメンのスープでは全く経験がない、甘さと土色を帯びたような香りが豚骨やマー油の香りよりも先に鼻腔をくすぐります。もう一口・・次いで麺を口に運ぶと、あららそんな香りはしない??トッピングのキクラゲとチャーシューにもその香りはなく、どうも刻んだネギからその香りがするらしいと感じたところで、ハタと気づいたのは、その香りは確かショウガのような?

らしん・メニュー 薬味ではなく料理に使われるショウガの香り、実は私は大の苦手。私の感覚では個性が強過ぎ実に頑固で協調性がない。肉や魚などの臭い消しなどに使われると、素材の持ついい香りをマスクしてショウガ臭くなってしまう。昂じてジンジャーエールとかショウガ湯の臭いも苦手。そのショウガのにおいがスープに溶け出してしまっていた・・のかもしれません。まろやかで塩分も適度、少し後に残る感じはあってもいいスープだと思うのですが、この臭いゆえ大幅減点の★2つ。

 麺は、標準的な太さのストレート系で少し白っぽさがある熊本ラーメン標準タイプで、茹で加減はよく、大盛を食べる最後の方で伸びてヘタッてくる感じは少ないように思いました。★4つ。トッピングのチャーシューですが、大盛りにもかかわらず2片は少なめ。しかも、金銭や調理器具を触ったままの素手でチャーシューを扱うのが見えるに至っては興ざめ。食材の扱い方や客からの見え方を意識してもらえたら・・・と感じました。話好きそうなオーナーのお人柄はとてもいいのですが。ということで、総合はちょいと厳しめの★2つです。

らしん・厨房内の魚拓 お店の営業時間を尋ねると、「(夜)9時頃まで」とのことでした。また、釣りがお好きなんですねと話を向けると、「釣りをするために店をやっているようなもんです」との、相好を崩したお返事でした。いや~、実に釣り好きなオーナーです。

所在地住所:熊本市北区山室2丁目17-1
電話 番号:096-343-9414
営業 時間:11:00~21:00頃
店 休 日:水曜、店主が釣りに行く日
サ イ ト:なし

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