![秀ちゃんラーメン・チャーシューメン](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjwUSH501GtwL0vjFZ7Dpx1pd_o71W4-jt-7y36J5YGj2GGXdPTJc_fYJv-3lTe8HqERtHGRYMjVLjFoP6pCRDN9oFtLEyRHyl3QlcwSqK2ROLYHC_g8pdJeVpb-uiZtdC3IK4rGh9cU38y/)
= 秀ちゃんラーメン =
「チャーシューメン」 900円
価格の満足度:★★★☆☆
麺の満足度 :★★★☆☆
スープ満足度:★★★★★
具の満足度 :★★★★★
総合 :★★★★★
熊本の路面電車2系統の分岐点が辛島町。そこから上熊本へ向かうB線の停留所一つだけ西が『西辛島町』電停。その電停の健軍方面行きホーム前にあるお店ですが、商店街は辛島町の交差点までで途切れてしまい、交通センター地下のセンタープラザと県民百貨店はあるものの、その他は駐車場や事務所ばかりのこの界隈。歩く人は少なく、しかもお店が2階に凹んだ場所にあって看板も控えめなので、地元の方でも案外存在を見過ごしてしまいそう。このあたりは散々歩き回っている私も、最近初めて存在を知って訪れたのですが、今回も歩いて場所を探しながら、うっかりお店の前を通り過ぎてしまうところでした。
![秀ちゃんラーメン・外観](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjGEcjO_rQOVVQXfohclXPDXlby8fPY3qVpUPFGN8tUhyphenhyphenRRIVDyyEuZWd9UGJyedshTWUO9sqQL_QdAjZbMIZI4FAITtdtrLe1ut-twP4ounXVEXCEjM2f-GOwwuHxkxzHSUKOL1U-CkkKC/)
建物は2階建てビルで1階も飲食店なのですが、その入り口は電車通りの歩道から階段を降りる必要があり、一方で2階の秀ちゃんラーメンへは階段を上がらなくてはならないという、ちょっと変わった構造です。階段の上り口に赤地に白で『ラーメン』と染め抜かれた小さな幟が置かれているので、通りを歩く際にはそれが目印かも(GoogleMapでは『Uビル』と表示されます)。
![秀ちゃんラーメン・店内](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgTGp8BRaY__956fO3MRm6om7eNns8ovTRNDdbg9Ea2BsJq2u1P4oPnDzDhS40GMNR3zFubwWAgrBurEk4M8aXPBEhet7IrB-hoKvIsWs_-RtU9LSLn4LSwIov4gN6SNRCWG66qQmSocHJz/)
階段を上がってドアを開けると、暖かい空気が出迎えてくれました。今年は冬の訪れが駆け足なので、暖房を早々と入れてくれているようです。店内は、お店の歴史を感じさせてくれる雰囲気で、カウンター席が10席ほど。ラーメンの他にはチャーハン類や炒め物に中華丼とチャーシュー丼と餃子にホルモン。変わっているのは『焼豚の盛り合わせ』。チーシュー麺がありチャーシュー丼があって、なぜかこれだけ“焼豚”盛り合わせ・・はて?
事前のリサーチで、ここの『チャーシュメン』は凄いとの情報を見つけて興味津々、普通のラーメンからチャーシュー麺にターゲットを変更しての訪問でしたが、チャーシュー丼はよくあるとしても、盛り合わせとして提供するのはかなり自信作のチャーシューなのでしょう。ただ、ラーメン500円に対してチャーシュー麺は一気に400円upの900円。価格設定に尻込みしそうなためらいを何とか振り払って初志貫徹、『チャーシューメン』を注文しました。
![秀ちゃんラーメン・厨房とカウンター席](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgkOWdaTyJaEN7WgLYckz6l-746WYHHZERc1z3WLgA26jrae6XLuhXoS4ehjGMDl-I74emhg9DbymV4MyCsB09rzfgQIVFEyEDhKBZ8Z10dTAB1Yew8XEA8-PO7RQ3hJEBr0L7Aa2tM6Lbr/)
L字型のカウンター席の内側が厨房で、女将さんと娘さんらしき女性の二人がテキパキと料理をこなしてゆきます。注文時やお水を出してくれる際の笑顔は、お二人ともとても素敵な感じです。陣取ったのはL字カウンター短辺一番端の席で、目の前には、おお!うれし~サ~!大好きなシーサーと招福猫のお出迎え。その向こうの厨房では女将さんが、どうやらチャーシューをバーナーで炙っている様子。どんなチャーシュー麺が登場するのでしょうか・・・。
待つこと数分。「お待たせしました~」と満面笑顔の娘さんが運んできた『チャーシューメン』は、うわっ、丼全周からぶ厚いチャーシューがはみ出して、さながら大輪のチャーシューの花。大輪のチャーシュー花の中央部は半切りの味付卵が2つと刻みキクラゲと刻みネギに覆われ、白い豚骨スープということあって、麺が全く見えません!圧倒的なチャーシューのボリウムです。
まずはスープを一口。コクと深みだけでなくコラーゲン的ネットリ感もありつつ、実に丸みがあって滑らかでミルキーなスープ。ネットリ感は後を引くもののいやな感じが全くなく、このスープには敬意を表して満点の★5つ。続いてチャーシューの下から麺を発掘。ストレート系の中太麺で、茹で加減は少し柔らかめかな?熊本ラーメンとしては標準的なところ。
![秀ちゃんラーメン・西辛島町電停前](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjeoC0G3BCQgE1t6PJKc2kcMYrdw9kIJzBLpBJloa2ehaQ2EP38gL95BgHCrcbxdmCARfJpSk0AoY5wrOvHohxFY_rVjGpf1kdw7IUGtfEt0p5nk35EA_Lbpt3hyphenhyphenM_H5J5lOMtOVFnFUj6O/)
さていよいよチャーシュー。スープの味を邪魔せず肉の風味も活かしつつ、炙りで香ばしさを出していて、しかもじっくり時間をかけて作っているようでトロトロ。素晴らしい出来栄えです。じっくり手をかけて作っている沖縄そばのトロトロ軟骨ソーキを思い出したのは、眼前に鎮座するシーサーのせいでしょうか。トッピングの量と質も文句なく★5つの大満足。
惜しむらくは、食べ進めてゆくと麺の量に物足りなさを感じること。チャーシューと麺を一緒に口に運び続けても、麺を食べ終わった時点でなお2枚のチャーシューが、ありがたくも原型をとどめてスープの底に潜んでいました。メニューには『大盛ラーメン』があるので、『チャーシューメン』も大盛りで注文すれば対応していただけるのでしょうが、ラーメンが大盛りで150円upですから、900円のチャーシューメンの大盛りだと推定1050円で、完全に腰が引けてしまいそう。
欲張った注文だと思いつつも、チャーシューの量に負けない麺の量が欲しいところです。それらを含めて麺は★3つの標準、お値段の満足度も、900円ならお得というよりも『お値段相応で妥当』の★3つ。総合は★4つが本来かもしれませんが、女将さんと娘さん(?)の笑顔とチャーシューとスープの完成度もあって、総合★5つの大満足でした。
![秀ちゃんラーメン・店内のヌンチャク練習法図解](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj1Llatwl5z5tDsYe2bbUDqyIxFyrpyJnZETU0PkvtMYV8GD00RIH-r_uf7Dw4nPIyh8d6fHeNeVFjrOm2Y7RgRw3eunfZZue9z31EE65BFEY_E61BbZKMxl3dQaprbfQ5bZkbdCWQmbP1h/)
食べている途中でご主人らしい男性が外から戻るや厨房で指示を出してすぐ、再び出かけてゆきました。出前もやっているようです。それから、何だか人の絵がたくさん描かれたA3版大の張り紙が壁にあったので撮影して拡大して見ると、ブルース・リーばりにヌンチャク使いをする際の手足や身体の動きを図解し「双節棍練習方法」とタイトルが入ったポスターでした。オーナーご家族のどなたかが、ヌンチャクをされるのでしょうか・・・?
所在地住所:熊本市中央区辛島町71-2F
電話 番号:096-351-9637
営業 時間:11:00~14:00,18:00~22:00
店 休 日:日曜、祝日(不定期)
サ イ ト:なし