2013年2月20日水曜日

【業態変更】 熊本市中央区・天神堂・らーめん

2016/6/12追記:屋号は変えず、居酒屋に業態変更しているようです。

天神堂・らーめん = 天神堂 =

 「らーめん」 500円

 価格の満足度:★★★★☆
 麺の満足度 :★★★★★
 スープ満足度:★★★☆☆
 具の満足度 :★★★☆☆
 総合    :★★★★☆

 熊本市電の味噌天神電停に面している間口の狭いお店ですが、外観はとてもお洒落。前回訪問した『心生 麺商人』ともどこか共通するデザインのようです。お店の間口の五分の一幅くらいもありそうな幟2本が店頭に並んで、そのお洒落感をいささか艶消しにしているのは残念ですが。

天神堂・座卓席 透明なガラスの内側に和紙を貼って外から内部が見えないように工夫されたドアを開くと、店内にはお昼休みにグループで食事に来たらしき男性8名が2つのテーブルでお食事中。それとは別に小上がり風のスペースがドア横にあって、そちらには6名ほど座れそうな座卓。入って左側の壁に沿ってカウンター席が5席あったので、カウンター席に陣取ろうとすると、お茶を運んで来た店員さんが「先に食券をお願いします。」

天神堂・券売機 ありゃ、券売機があったとは。入ってすぐ左の壁際に据えられていたのですが、あまり近すぎて全く眼に入らず見落としていました。ボタンは少なく基本メニューの『らーめん』『醤油らーめん』に『坦々麺』、夜だけ販売の『晩酌セット』の4つと、下の方に『替え玉』とそれぞれの麺に『卵ご飯』をプラスしたセット、さらに下に『トッピングチャーシュー』『卵ご飯』(単品)と瓶ビール、焼酎(夜間だけ)。オプションメニューのボタンはどこに何があってどれを押せばいいのか少々わかりにくい感じでしたが、ここはシンプルに『らーめん』だけと決めてボタンを押し、待っていた店員さんに渡しました。

天神堂・カウンター席 店内は、調度やインテリアだけでなく湯のみや箸立も透明塗装の木の質感を生かしたもので統一されていて、なかなかいい感じです。お店の一番奥にある厨房からは、大きな開口部を通して店内の状況が確認できるようになっています。3分ほどで『らーめん』が運ばれて来ましたが、店員さんは、席を立った先客8名には「お待たせして、すみませんでした。」と声をかけていました。グループで一度に注文したせいなのでしょう。

 まずスープ。券売機のボタンに『無化調』と明記されているので、どんな味か期待していたところ、ベースは豚骨と魚介の合わせダシでしょうか、それにしても塩分が少々きつめ。口に含むとどこか鋭利な角が残っている感じで、もう少し丸みが欲しいと感じます。また『無化調』ながら何か残る感じがしてスッキリせず、デキは悪くないと思うもののスープにはまだ改良の余地がありそうな?★3つで平均的なところ。

天神堂・外観 麺は熊本のラーメンとしては珍しい縮れが入った中太麺で、熊本ラーメンの白っぽい麺とは少々タイプが違います。生地自体に強靭な粘りとコシがある麺らしく、そう簡単には軟化しない引き締まった感じで、茹で加減を『硬め』にしただけの麺と一味違う歯ごたえは、完成度が実に高い感じ。好みのタイプとは少し違う方向なのですが、この麺なら大満足の★5つ満点です。

 トッピングは薄めのチャーシュー1枚と半熟卵が半分、1/8サイズの焼き海苔1枚に茹でモヤシと刻みキクラゲ、刻みネギ。見劣りするものではないのですが、チャーシューのトッピングがオプションになっている分だけ、やや物足りません。そのチャーシューは薄い分スープとの馴染みはいいものの、食べたという満足感?はいまひとつ。とはいえ500円のお値段相応ということで★3つ。

天神堂・定休日のお知らせ いつもながら、載っていたチャーシュー付近には少量ながらもコショウを振りかけた形跡ありで、コショウ臭さと刺激がスープの味と香りを損ねたのは残念。粉末コショウをラーメンに振り掛けて出すのは、お店の考え方やスタイルだとしても、香辛料の使用は客の判断に委ねて欲しいもの。とはいえ、完成度が非常に高い麺の食感とお値段に敬意を表して、総合は★4つ。

 ところで最近、カタカナの『ラーメン』ではなくひらがなの『らーめん』と表記するお店が増えている気がしますが、これまでのラーメンとは一味違うぞ、というイメージのためか、ただ流行なのか?『天神堂』もそうですが、どういうわけか『晩酌セット』の券売機押しボタンに『ラーメン+おつまみ2品+ビール』と書かれた説明だけはカタカナの『ラーメン』表記だったのが謎です??

所在地住所:熊本市中央区大江5丁目10-22
電話 番号:096-373-8051
営業 時間:11:30~14:00、18:00~22:00(日曜:11:30~14:00のみ)
店 休 日:月曜
サ イ ト:なし

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