2013年5月1日水曜日

【閉店】 熊本市北区・ばんから・ばんから

2016/1/3 追記

2015年12月16日以降は、店舗建物はそのまま、うどん店「○○うどん」(まるまるうどん)として営業しています。
しかし、「東京豚骨拉麺ばんから公式サイト」の店舗情報には、「清水パイパス店」として掲載されたまま、更新されていませんのでご注意を!

ばんから・ばんから = ばんから =

 ばんから 580円

 価格の満足度:★★★☆☆
 麺の満足度 :★★★☆☆
 スープ満足度:★★☆☆☆
 具の満足度 :★★★☆☆
 総合    :★★☆☆☆

 麺類激戦区、3号線清水バイパスと387号線飛田バイパスの山室交差点周辺で、最後の訪問となったお店です。熊本ラーメンではなく、『東京豚骨拉麺』を名乗る、東京を本拠地とする全国チェーンの支店ゆえ訪問するつもりはなかったのですが、やはりそこは豚骨ラーメン。熊本のトンコツと比較したくなっての訪問です。

ばんから・メニュー 熊本市街地から3号線を北進して、山室交差点の右折レーンが始まるあたりの道の西側に巨大な看板が立っていてとても目立つので、場所を探すのには苦労しないでしょう。すぐ北には『らしん』があります。入口ドアは手動なので、自動と勘違いして開けっ放しにしないように注意が必要です。その入口を入るとすぐ左に券売機があり、横には写真つきのメニューがスタンドに立てられています。

ばんから・券売機 メニューの品数が多いうえに、セットメニューもあったりトッピングが選べたりするので、7列×7段=49個の券売機ボタンがほぼ使い尽くされており、慎重に選んでも間違えそうです。基本的には、醤油トンコツ系、味噌トンコツ系、つけ麺の3系列ですが、券売機には「押し間違えにご注意ください」と貼紙が添えられていました。屋号を冠した品は基本メニューでしょうから、何はともあれ“濃厚豚骨醤油”系の『ばんから』に、トッピングとして80円の味玉子を追加しました。

 店内は民芸調の造りでかなり広く、カウンター席に十数名とテーブル席に30名~40名は入れるでしょうか。平日お昼前の開店直後ながらすでに先客が何名か入っていましたが、カウンター席の一方のウィングが全部空席だったので、そちらに陣取りました。食券をホール係の女性に渡してから店内撮影に問題ないか確認したところ、「ここではわかんないので、聞いてみます」と、厨房の男性に確認してくれました。画像の使用目的を問われたので、個人の食べ歩きブログに掲載する旨を伝えると、撮影を許可していただけました。

ばんから・店内 この時間帯はまだ厨房一人とホール係一人で切り回しているようでしたが、3分ほどで『ばんから』が登場しました。スープには、揚げ玉が入ってるんじゃないかと思うほど、粒状の何かがたくさん浮かんでいます。これが背脂というやつなんでしょうか?バラ肉の脂身の部分はかなり煮込んだ時に半透明状態になりますが、そんな感じです。すくって口に運んでみると、どうやらそのようでした。

 そのスープ、表面にかなりの脂が浮かんで見た目にもコッテリとした感じで、醤油と豚肉の香りがほどよく調和したいい感じに思えました。しかしそのスープはかなり塩分が強く、濃厚というだけあってネットリした脂が塩分の味覚をマスクしたところに麺が入ってゆく、そんな感じがしました。スープの調味そのものは、ラフテー(沖縄の三枚肉料理)を煮込んだ汁によく似たものになっているな、という印象でしたが、そこまでの味の深みはありません。とにかく、塩気が強すぎ、味も濃すぎです。スープは★2つ以下という感じです。

ばんから・カウンター席 麺は少し縮れが入って黄色が強く、熊本ラーメンの麺とは明らかに異なるタイプです。東京のラーメンだったらごく普通のタイプと言っていいのかもしれませんが。コシはあって大きな欠点もありませんが、残念ながらスープの主張が強すぎて、せっかくの麺の持ち味を感じることが難しいのです。これではラーメンとしてのバランスはあまり良くありません。麺だけみれば★3つクラス。スープに邪魔されなければ、★4つに感じられたかもしれません。

 トッピングは、中サイズの薄手チャーシュー1枚に、1/4サイズの焼き海苔1枚、メンマが数本と刻みネギで、このお値段としては★3つでしょうか。チャーシューは味付けも厚さも薄めですから、しっかりスープの味が浸みて、肉のうまみまで味わうところまではいきませんでした。

ばんから・外観 全体として、麺はいい感じなのですが、スープは私の好みとはかなりかけ離れていました。熊本のおとなしいローカル・トンコツとは違って、東京発のバラエティ番組のような少し賑やか過ぎてハデな『東京豚骨』という感じがしました。こういうタイプのスープが好きな方なら、もっといい評価の一杯に感じられると思いますが、私の舌では★2つ。

 ちなみに、お店のサイトやグルメサイトの情報では、所在地の町名以下が『山室2丁目419-1』となっていますが、住居表示が実施される前の番地と、実施後の街区番号を混同しているのではないかと思います。地図情報サイトで確認したところ、熊本市北区山室2丁目16-18で、お店の建物に目印がつきました。

所在地住所:熊本市北区山室2丁目16-18
電話 番号:096-346-7227
営業 時間:11:00~翌 2:00
店 休 日:無休
サ イ ト:http://ramen-bankara.com/

0 件のコメント: