「黒とんこつラーメン」 650円
価格の満足度:★★★★☆
麺の満足度 :★★★★★
スープ満足度:★★★☆☆
具の満足度 :★★★★☆
総合 :★★★★☆
熊本県内では誰もが知る新聞社系のタウン紙『すぱいす』に目を通していると、今まで聞いたことがない『ラーメンのび太』なる“人を食った屋号”のラーメン屋が、上通り周辺にオープンしていると紹介されていたので、さっそく探索に出発しました。それにしても何というネーミング!ラーメンを問わず、伸びてフニャフニャ柔らかくなった麺類が大嫌いな私には、「ラーメン伸びた?んなもん食いたかねぇわっ!」と、屋号の連想だけで食欲がなくなっちゃいますが、あえてそんな屋号を冠したワケも知りたくての訪問です。
待つこと3分。まず麺を確認。熊本ラーメンとしては標準よりも少し細めかもしれませんが、茹で加減がいいのでしょう、ハリがあってモソモソした感じや生っぽい感じはありません。麺は特注しているらしく『プチ平打ち麺』(タウン紙の記事による)だとか。実物はストレート系で細めの角麺に見えるのですが?スープとの相性もよく完成度が高い、よくできた麺だと思います。好みは細めよりも太めの麺の私ですが、この太さでこの食感なら★5つ。
続いてスープ。黒とんこつと普通のとんこつの違いを尋ねると、黒とんこつにはマー油が入っているそうで、そのせいか豚骨系の香りは少し“褐色がかった”印象。トッピングされている焦がしニンニクの香り立ちが先に来ますが、これもいい感じです。ただ、やはりニューエイジ?のラーメン店共通の課題は塩分。塩気が強めで角がある感じです。もう少しまろやかな感じがあってもいいかな?と感じてしまうのは、塩分のせいでしょうか。実際は結構手間をかけているようで、本来ならまろやかさを感じてもいのかもしれませんが。後に残る感じや調味料的な感じがなくスッキリとしているだけに、この塩気の強さは残念です。
さて、屋号の由来を尋ねました。厨房の若いスタッフは笑いながら、「覚えてもらえるインパクトのある名前にしたいので、漢字の名前はやめ、麺がしっかりしていることを強調するため、あえてこの名前にした」というオーナーの意向であると教えてくれました。スタッフも応対ぶりもなかなかいいお店です。
所在地住所:熊本市中央区上通町7-35 和数奇司館1F
電話 番号:096-356-8169
営業 時間:11:30~22:00
店 休 日:無休
サ イ ト:http://www.facebook.com/pages/ラーメンのび太/391997934206325