「らぁめん」 600円
価格の満足度:★★★★☆
麺の満足度 :★★★★★
スープ満足度:★★★☆☆
具の満足度 :★★☆☆☆
総合 :★★★☆☆
巨大都市に立地して、膨大な人口の母集団の中で差別化して尖がるか、全国画一のチェーン店の傘下に収まらない限りは、個人商店はシャッターを下ろし消えゆくことを余儀なくされるこの国にあって、ローカルな街で元気な商店街を見かけることは稀有になり、旧・七大都市以外の政令指定都市といえども個人商店がどんどん消えてゆきます。
昨年初めてお店の前を通った時は、ラーメン店らしからぬ店頭のイラスト?を見て、エスニック系の料理店かと思いましたが、そうではなくラーメン店であることに気づいたものの、行列ができていたのと、魚介系スープでしかもつけ麺がメインのようなのでパスし、二度目の通過時は残念ながら定休日の水曜日で立ち寄れなかったため出直そうと思いつつ訪問は年を越し、今回が三度目の正直の訪問です。
厨房が目の前なので見ていると、麺は超太麺タイプ。太麺好きにとっては『こりゃうれしい(^o^)』と思えばつけ麺限定で、ラーメン系メニューの麺は普通の太さでガッカリ。あのモチモチした感じに見える太麺を、ぜひ普通のラーメンで食べてみたいな~と思ったのでした。厨房のガスコンロにはステーキを焼くような鉄板が空焚きされていて、光熱費がもったいないなぁ(^^;と思ったのですが、しばらく様子を見ているとそこにチャーシューを乗せて焙り、焦げ目をつけるためのもの。
ともあれその『らぁめん』。まずスープを口に運ぶと、トンコツ系とは全く違って寄せ鍋風の味と香り。かといって澄んだスープはカツオと昆布の濃さだけで勝負するタイプではなく、いろいろな魚介類を使って味わい深く仕上がっています。ただ一点、かなり気になったのは、昆布茶を飲んだ後のごとく口の中に何かがまとわりつく感じがあり、スッキリしないこと。バランスよく仕上がったスープなのに、これはどうしてなのでしょうか。そのためスープは★2つとしたいところながら、味わい深さがカバーして★3つに滑り込みセーフ。
もう一つの残念は、チャーシュー。鉄板で焙って焦げ目をつけ香ばしさを演出しているものの、厚切りハムを焼いただけようなパサパサした感じは、チャーシューと呼ぶにはほど遠い感じです。『大将軍』の極上のチャーシューは、はるか雲の上・・・という感じがしました。トッピングの量としては価格対比で標準的で、水菜のこんもりトッピングもうれしいのですが、トッピングはやはり物足りず★2つです。
所在地住所:熊本市中央区西子飼町8-23
電話 番号:096-346-2239
営業 時間:11:30~15:00,17:30~22:00
店 休 日:水曜
サ イ ト:http://www.facebook.com/RaamenLinki