![大金豚・濃厚とんこつラーメン](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjfLL8AbpIVEFuf6JfkWF9ceUiDxu5bz96f4_4kpTTqb2U0iSs5GeIm_VpumpuYUWaZksiUm5hxm6s-RQHL86Xkzj_EsM6f8KjBc7mvJkKCqdvzeCECJH-LYvVIIvhexwQw-jbWqa4BUndl/)
= 大金豚 =
「濃厚とんこつラーメン」 650円
価格の満足度:★★★☆☆
麺の満足度 :★★★☆☆
スープ満足度:★★☆☆☆
具の満足度 :★★☆☆☆
総合 :★☆☆☆☆
いまは空き店舗が増えてしまったものの、一昔前には九州でいちはやく流行ファッションの震源地になっていた『シャワー通り』の南端、白川にかかる代継橋(よつぎばし)のたもとにあるお店で、5年前に、当時は熊本電鉄の始発駅『藤崎宮前』の近く(中央区坪井2丁目2-9)にあった小さなお店を一度訪れたことがありますが、4年前に現在の場所へ移転してから初めての訪問になります。
![大金豚・外観](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg3ljxe29goMX83qBaK9Hh_CvBoDIcJIZiqfzynwU7mjlksxhjVp0Azvo0-yc-_9nfO-EcEyW1b-MbTjQ22eN4ZjxtB3P2P5cjeojaUFJoIyB0BrGmTSGx5jY0K69XYrH5VYbv7WZe4pqNN/)
お昼時に到着すると、お店の外のベンチに高校生が三人座っています。順番待ち行列と思って店内を窓から覗き込むと空席が見えました。どうやら友達との待ち合わせ場所として利用しているだけのようなので、横目に見ながらドアを開けるとすぐ右手に券売機が据えられています。お店に入ったことに店員さんたちは気づいた様子もないようでしたが、ともかく『とんこつラーメン』のチケットを握って空席を探して見回していると、ようやく一人の店員さんと目が合いました。
![大金豚・券売機](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgEL2mL7fBU5tU-qoVfQVtx5v3KFFMaymfoP6mg-xnGp_UXlgi2sT99Fg72xm7g8oS34sjBHN3QZ2RSDOfDel55pdcUduSL9cmKyVxhWcrAewrCat4X3YTXxFAE_7owRmtzLnpqdWdO_mNA/)
それでも何の声をかけるでもない様子なので、空いていた2人がけテーブルを指差し「ここ、いいですか?」と尋ねて、ようやく「どうぞ」の一言。座って食券をテーブル上に置いたところで、その店員さんがこちらに歩いて来たので注文取りかと思えば、隣のテーブル上に残された食器の片付けに来ただけ。すぐ脇のテーブル上に食券が置かれていることに気づかぬはずはないと思うのですが全く無視。しょうがない、置いていた食券を手に取り掲げてもチラッと視線をやったまま、隣のテーブル上の食器を重ねてトレイに載せ厨房へ戻って行ったらそのまんま。『ついでに』という気持ちもそぶりも、さらさらないようです。
いささか気分を害し、別の店員に「お願いします」と声をかけてやっと注文。麺の茹で加減とスープの「こってり」「普通」「あっさり」に加え、トッピングのネギの量も指定できるようなので、麺は固め、スープはこってり、ネギ量は普通で注文しました。
![大金豚・店内](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhKDNfwjUj9RpUktkvpecXnlinAud-507aSUSusSC1s9PGKWKQT2zPBdWkRqSfnB8fV5EW6GrC7xe4yIkM0iy4647Xc3EMMOPYAqgvZD7B68s1SsZ-XF6Mwy6jXihrC0dOxuE21hdXIx0U4/)
座った席のすぐ後ろの壁に、ウンチクの書かれた張り紙がありました。麺は自家製らしく『大八製麺所』を名乗っているだけでなく、それぞれの素材にかなりのこだわりを持って作られているラーメンのようで、期待が高まります。店内はかなり混雑していたので7~8分待って『とんこつラーメン』がやってきました。まずスープが茶褐色で味噌汁のような色をしているのが印象的。口に運ぶとかなり粘性があってくず湯のようにトロッとしたゼラチン溶液のような感じで、コラーゲンたっぷりということなのでしょうか。しかしベタつく感じではありません。
![大金豚・丼の底の文字](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhaP0KQsWaCaAQiPm9dnqxbM3_CETi6kKfgnPaj88-kz2wBXVByJXrnP151sPXcCYFcBxRUFPPXd-7Q1YbgdjBnO2JbEIbarPOgUGnHXdDyfme9WAovohbrLrWdnNfxr5LpmlsnXC1d_PVg/)
ウンチク貼紙によれば、背脂なのか頭なのかわかりませんがいろいろな豚骨を使っているのだとか。しかし残念なことに塩分がきつめで舌触りとはウラハラに、味には角があってしかも時間が経ってから効いてくる後に残る感じも。スープまで完食すると丼の底から「押忍!ごっつぁんです」という感謝の文字が現れるのですが、スープそのものの味わいではなく塩気と口当たりの濃厚感で味を出そうとしているような印象が強く、とうとう飲み干すことはできませんでした。スープは★2つ。
![大金豚・店内入口周辺](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiOlkYVnbyRxh3c8slyxJhZwqSssKnviJFjGtNTKojYxSqyFjYb8isiL2Xr9f25a4debWdvjsQj75TG4yFFbIhXES-Q3BSjRrRC71kBnvo8o83t-kPdPWG2qi_y6kXlEZFBdCtghshdKxwa/)
麺は縮れが入った中太麺。固麺で注文したので当たり前といえば当たり前ですが、麺の生地は粘りが不足して粉っぽくパサパサとして麺がまだ生?という感じもしました。そういうじゃなくて、茹で時間が短めであってもしっかり調理感があって生地の粘りが強いものを期待していたのですが。しかし熊本ラーメンらしい麺といえばそうかもしれず、麺は標準的なところで★3つ。
トッピングは、薄いチャーシューが2枚。いかにも薄切りでやや物足りません。味はスープとよく馴染むもので確かに手間をかけて作っているようです。それだけに、もう少し厚みがあれば非常にいい食感になると思いました。トッピングはその他刻みキクラゲと刻みネギに1/8サイズの焼き海苔1枚。あと、お店のHP画像ではメンマが載っているはずなのですが見当りませんでした。★2つ。
人気があるお店らしいですし、クチコミサイトでも高い得点を得ているようなのですが、それはひとえに個性的なスープと麺のなせるワザでしょう。若い世代からは支持されるラーメンかもしれませんが、凝り過ぎるあまり Simple is the best という視点を見失っているのでは。それに、客を無視するような応対やHP画像と実物のトッピングの差、濃い味頼りはよろしくないと私は思います。総合は厳しく★1つ。
![大金豚・移転前の店舗跡](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEixfh98HGLB2MEeJ4jJMQ9mfxc3v0p3VopZ72MUFxFbZznKJGDSTIVFy50tcMzhgCYUtJ_562IH-p02qjtMMYOUlc4yFA2W2xAeQR_D9u9uEFfdo-ibHDXqzZTEr_Tl1TPzp7kXq8aHUBhH/)
お店の名称は以前から『大金豚二丁目店』とも表記されていますが、チェーン店ではありません。それから、偶然にも?移転前は坪井二丁目、移転後が下通二丁目で、『二丁目店』で通した矛盾は生じなかったようです。それともあえて移転先は**二丁目を狙ったのでしょうか??
所在地住所:熊本市中央区下通2丁目7-25
電話 番号:096-356-7600
営業 時間:11:30~14:00,18:00~23:30
店 休 日:無休?
サ イ ト:http://www.k-s-j.info/daikinton1/